「たんけん!本のまち」とは
子育て中の親たちが、新しい本との出会いにつながるような特集や、おすすめしたい子どもの本の感想をご紹介しています
パステルプラネット描き下ろし!
『たんけん!本のまち』オリジナルの四字熟語マンガ
こちらのページに掲載している四コマ漫画はすべて、パステルプラネットが制作した『たんけん!本のまち』のためのオリジナル漫画です。
パステルプラネットのキャラクター「キラキラたましい子」の世界が、四字熟語からひらめきを得て四コマ漫画になりました。(四字熟語の元の意味とはニュアンスが異なるストーリーのマンガも含まれます。)
目次から四字熟語を選んでお楽しみください!
NEWS
『キラキラ四字熟語』がパステルプラネット様よりKindle出版されました!
例文やAIロボの解説が追加されて、四字熟語の意味がよりわかりやすくなっています。
一度購入したあとは自動的に漫画が追加更新されます。ぜひお手にとってお楽しみください。
【Kindle Unlimitedでも読めます】
目次
あ行
か行
さ行
た行
な行・は行
ま行
や行・ら行・わ行
白先生の四字熟語コラム
やあ、はじめまして白です。 中学校で国語の先生をしているよ。
みんなといっしょに四字熟語を楽しく学んでいけたらいいな。
古今東西
古今東西【ここんとうざい】
ありとあらゆる時代と場所のこと。昔から今まで、すべての場所のこと。
「古今(ここん)」は昔から今までのあらゆる時代のこと、東西(とうざい)」はすべての場所のこと。合わせて、いつでもどこでもの意味。
■マンガ制作 ▶ パステルプラネット(たんけん!本のまちオリジナル)
■解説の引用元の書籍を見る ▶ 成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
小春日和
小春日和【こはるびより】
11月ごろの、おだやかで暖かい天気。
「小春(こはる)」は、11月ごろのこと。「春」という字が入っているが、春のことではない。
■マンガ制作 ▶ パステルプラネット(たんけん!本のまち オリジナル)
■解説の引用元の書籍を見る ▶ 学研「新レインボー 写真でわかる はじめてことわざ・四字熟語辞典」
マンガ制作:パステルプラネット(たんけん!本のまち オリジナル四コマ漫画)
解説の引用元の書籍
新レインボー 写真でわかる はじめてことわざ・四字熟語
ことわざ・四字熟語・慣用句・故事成語を、写真とともに解説する、“見る”辞典。
学研出版サイトより
「たががゆるむ」の「たが」や、「灯台もと暗し」の「灯台」など、写真で見ることによって言葉に対する理解が深まり、言葉のおもしろさを知ることができる。
●オールカラーなので、楽しい!
写真だけではなく、マークやツメ(左右の端の「あ・か・さ…」など)も、もちろんカラー。
読みやすく、どのページを開いても楽しむことができます。
●プレゼントにもおすすめ!
楽しく、わかりやすいので、ことわざ辞典を初めて使う人にピッタリ。プレゼントや、入園・入学祝いにもおすすめです。
百鬼夜行
百鬼夜行【ひゃっきやこう】
多くの悪人が勝手に振る舞うこと。
「百鬼」はいろいろな妖怪のこと。「夜行」は暗夜に列をなして歩き回ること。多くの化け物が、夜中に行列をつくって歩き回る意から。
■マンガ制作 ▶ パステルプラネット(たんけん!本のまちオリジナル)
■解説の引用元の書籍を見る ▶ 三省堂「新明解 四字熟語辞典 第二版」
マンガ制作:パステルプラネット(たんけん!本のまち オリジナル四コマ漫画)
解説の引用元の書籍
新明解四字熟語辞典 第二版
類書中最大の6,500語を収録。類義語・対義語も含めると、空前の7,500語と出会うことができます。
簡潔な【意味】と詳しい【補説】・【故事】で、意味と用法を明解に理解できます。
漱石・鴎外をはじめ、豊富に収録した著名作家の【用例】で、生きた使い方を体感できます。
目的別索引(「総索引」「漢字索引」「場面・用途別索引」)で、自由に調べ、自在に使いこなすことができます。
日常生活のなかで、スピーチ・各種試験・検定など様々な場面で、必携の書。
三省堂 WORD-WISE WEBより
人物紹介
たましい子
ポラリウス星からきた魂。さっちゃんの人生を応援するために派遣された。本人に自覚なし。お昼寝が好き。
さっちゃん
西園寺家に居候しているイラストレーター。絵が上手になりたくて日々精進している。のんびり屋さん。
西園寺まさき
西園寺家の長男。冷静沈着でマイペース。暇なときはネットサーフィンをしてキャンプ計画を立てている。
西園寺あかり
西園寺家の長女。まさきの姉。新しいもの好きのおしゃれさん。いつも元気。新体操部に所属していてリボンが得意。
哲学猫ニャンシュ
ある日突然賢くなった猫。「マタタビは、考えない猫である」という名言を残している。
■その他の人物紹介はこちらをご覧ください。
四字熟語の意味を考えるときのアドバイス
漢字の組み立て方を見つけよう。
四字熟語は次の四つのパターンに分かれる
a.
□+△+〇+☆型
b.
□△+〇☆型 ※この型が多いので、まずはこのパターンで考えてみよう。
c.
□+△〇☆型
d.
□△〇+☆型
まずは、どの型なのか見つけるのが大切。
ちなみに、それでも、もしわからないときは、さらに一つ一つの漢字に分解して意味を考えるといいよ。
笑止千万
笑止千万【しょうしせんばん】
思わず笑ってしまうほど、ばかげていること。
「笑止(しょうし)」はふつうではなく、笑いたくなるほどのこと、「千万(せんばん)」はこの上ないということ。
■マンガ制作 ▶ パステルプラネット(たんけん!本のまちオリジナル)
■解説の引用元の書籍を見る▶ 成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
我田引水
我田引水【がでんいんすい】
自分に都合のよいように、意見を言ったり、行動したりすること。
「我田(がでん)」は、自分の田んぼ。「引水(いんすい)」は、水を引き入れること。自分の田んぼにだけ水を引き入れるということから。
■マンガ制作 ▶ パステルプラネット(たんけん!本のまちオリジナル)
■解説の引用元の書籍を見る ▶ 学研「新レインボー 写真でわかる はじめてことわざ・四字熟語辞典」
おすすめ記事
あらすじ・感想・おすすめポイント
白先生の四字熟語コラム
覆水不返
■マンガ制作 ▶ パステルプラネット(たんけん!本のまちオリジナル)
やあ、白です。今回は「覆水不返(ふくすいふへん)」だね。
この言葉は、「覆水」と「不返」という二字熟語が合体した型の四字熟語だ。
言葉の意味だけ考えると、
「覆水」とは「水を覆す(くつがえす)」つまり、何かの入れ物に入れた水をひっくり返してこぼしてしまうこと。
「不返」とは「返らず」、つまり元に戻らないということ。
合わせると、「こぼしてしまった水はもう元には戻せないよ」という意味になる。
実は、この言葉の由来となる、こんなお話がある。
昔、中国の周という国に呂尚という人と、その妻の馬氏という人がいた。妻は、呂尚が働きもせず本ばかり読んでいたので愛想をつかして出ていってしまった。
呂尚はその後、王様に見出されて「太公望」と呼ばれるすごい人物になるんだけど、あるとき昔出て行った元の妻が「もう一度やり直したい」と帰ってきた。
その時に、呂尚がお盆の水を地面に全部こぼしてこう言った。
「もし、このこぼした水を全部元通りにお盆に返すことができたなら、君のいう通りもう一度やり直してもいいよ。」
元の妻は一生懸命すくおうとするけれど、もちろん、そんなことできるわけがない。そんな元の妻に「あなたはやり直そうというけれど、それはこのこぼれた水をお盆に返すようなものだ。一度こぼれた水は再び盆に戻すことはできないんだよ。」と呂尚は言って、復縁を断った。
この由来となる話を読むと「覆水不返」の言いたい意味がよくわかるね。
覆水不返とは
「一度してしまったことは取り返しがつかないものだ」という意味の故事成語。
一致団結
一致団結【いっちだんけつ】
たくさんの人が心を一つにしてまとまること。
「一致(いっち)」は心を一つにすること、「団結(だんけつ)」は目的のためにまとまること。
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雲散霧消
雲散霧消【うんさんむしょう】
すっかり消えて、なくなること。
「雲(うん)」はくも、「霧(む)」はきりのこと。
空や目の前をおおっていた雲やきりが、すっかりなくなるということから。
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難攻不落
難攻不落【なんこうふらく】
守りが強くて、なかなか攻められないこと。または、相手が手ごわく、思い通りにできないこと。
「難攻(なんこう)」は攻めるのが難しいこと、「不落(ふらく)」は城などに攻め入るのが難しいこと。ほぼ同じような意味の二つの言葉を重ねて、意味を強めている。
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■解説の引用元の書籍を見る ▶ 成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
支離滅裂
支離滅裂【しりめつれつ】
筋が通っておらず、ばらばらなこと。
「支離(しり)」はばらばらに分かれること、「滅裂(めつれつ)」はやぶれて形を失うこと。
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おすすめ記事
獅子奮迅
獅子奮迅【ししふんじん】
激しい勢いで、ものごとをおこなう様子。
「獅子(しし)」はライオンのこと。ライオンがふるいたって進むということから。
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■解説の引用元の書籍を見る ▶ 学研「新レインボー 写真でわかる はじめてことわざ・四字熟語辞典」
冷静沈着
冷静沈着【れいせいちんちゃく】
何があっても動揺せず、落ち着いていること。
「冷静」も「沈着」も取り乱さず、落ち着いていること。似た意味を重ねている。「沈着冷静(ちんちゃくれいせい)」とも言う。
■マンガ制作 ▶ パステルプラネット(たんけん!本のまちオリジナル)
■解説の引用元の書籍を見る ▶ 成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
和気藹藹
和気藹藹【わきあいあい】
和やかで、楽しい雰囲気が満ちあふれていること。
「和気(わき)」も「藹藹(あいあい)」も、和やかでおだやかな気分のあふれる様子。
引用元の書籍を見る▶成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
断崖絶壁
断崖絶壁【だんがいぜっぺき】
切り立って、けわしい崖。
「断崖(だんがい)」も「絶壁(ぜっぺき)」も、切り立った崖のこと。
引用元の書籍を見る▶学研「新レインボー 写真でわかる はじめてことわざ・四字熟語辞典」
白先生の四字熟語コラム④
人事天命
■マンガ制作 ▶ パステルプラネット(たんけん!本のまちオリジナル)
やあ、白です。今回は「人事天命(じんじてんめい)」だね。
この言葉は、「人事」と「天命」という二つの熟語が合体した型の四字熟語だ。
人事というのは、人が行うさまざまな事柄。
天命というのは、天から与えられた使命、運命と同じような意味。
ちょっと言葉を補って意味を合わせると「人の力でやれることは全てやり盡(=尽)くし、あとは運命に任せる」というのがこの「人事天命」の意味だ。
なぜ、こんなふうに言葉を補えるのかというと、それには理由がある。実は、この四字熟語には「人事を尽くして天命を待つ」という元々の言葉があるのだ。(ちょっと専門的にいうと、中国の『読史管見』という書物に出てくる「盡人事而待天命」という言葉)
こんなふうに、古典の文章(故事)を元に成り立った言葉(成語)を「故事成語」というので覚えておこう。
人事天命とは
「人の力の及ぶことは全てやりきって、あとは運を天に任せる」という意味の故事成語。
上下天光
上下天光【しょうかてんこう】
天にも地にも光が満ちあふれたさま。
「上下」は天地、空と水をいう。「天光」は空一面に輝く日の光。ここではそれが水面にも映り輝くこと。
引用元の書籍を見る▶三省堂「新明解 四字熟語辞典 第二版」
針小棒大
針小棒大【しんしょうぼうだい】
大げさに言うこと。
針のように小さいことを、棒のように大きく言うことから。
引用元の書籍を見る▶学研「新レインボー 写真でわかる はじめてことわざ・四字熟語辞典」
おすすめ記事
あらすじ・感想・おすすめポイント
秋風索莫
秋風索莫【しゅうふうさくばく】
秋風が吹き、物寂しいさま。
盛んであった物事の勢いが衰えて、物寂しいたとえとしても用いられる。「索莫」は物寂しいさま。また、失意のさま。
引用元の書籍を見る▶三省堂「新明解 四字熟語辞典 第二版」
九夏三伏
九夏三伏【きゅうかさんぷく】
夏の最も暑いころをいう。
「九夏」は九旬の夏の意で、夏の九十日。夏いっぱいを指す。「三伏」は初伏(夏至後の三度目の庚の日)、中伏(四度目の庚の日)、末伏(立秋後の初めての庚の日)のこと。
引用元の書籍を見る▶三省堂「新明解 四字熟語辞典 第二版」
深山幽谷
深山幽谷【しんざんゆうこく】
ほとんど人が入っていないような奥深く静かな大自然のこと。
「深山」は人里遠く離れた奥深い山。「幽谷」は山奥深くにある静かな谷。
引用元の書籍を見る▶三省堂「新明解 四字熟語辞典 第二版」
白先生の四字熟語コラム③
天佑神助
■マンガ制作 ▶ パステルプラネット(たんけん!本のまちオリジナル)
やあ、白です。今回は「天佑神助(てんゆうしんじょ)」だね。
この四字熟語は「天佑」「神助」の二つの熟語が合体した型型の四字熟語だ。
一つ一つの漢字の意味を見てみる。
「天佑」天は、中国では神さまのような意味で使われる。佑は、たすくと読むんだけど、助けると同じ。
「神助」はわかりやすいかな。神は、そのまま神様。助は、助けるだね。
ということは、「天佑」は天が助ける、「神助」は神が助けるという意味。つまりそれぞれほとんど同じ意味だ。ここまででピンときた人もいると思うけれど、天祐と神助というのは同じ意味の二字熟語を二つ重ねたものなんだね。
実は「神佑天助」という四字熟語もあるんだけど、それは神と天が同じような意味だからなんだよ。
天佑神助とは
天の助けと神の助け。思わぬ幸運が訪れて助けられること。
青天白日
青天白日【せいてんはくじつ】
かくしている悪いことがないこと。罪がないことがはっきりすること。
「青天(せいてん)」は、青空のこと。「白日(はくじつ)」は、太陽のこと。よく晴れているということから。
引用元の書籍を見る▶学研「新レインボー 写真でわかる はじめてことわざ・四字熟語辞典」
色即是空
色即是空【しきそくぜくう】
この世のすべては、そのまま「空」にほかならない。
仏教語。「色」はあらゆる事物・事象。「空」は固定的な実体がなく空虚であること。「是空」は、まさしく…である、そのままで…にほかならない。「色」の存在を否定したところに「空」があるのでなく、「色」は「色」のままで「空」にほかならない、という意。
引用元の書籍を見る▶三省堂「新明解 四字熟語辞典 第二版」
おすすめ記事
単刀直入
単刀直入【たんとうちょくにゅう】
前置きや遠回しな言い方をなくし、いきなり話の核心をつくこと。
「単刀(たんとう)」は刀一本のこと、「直入(ちょくにゅう)」は寄り道せずにまっすぐに入ること。
引用元の書籍を見る▶成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
一陽来復
一陽来復【いちようらいふく】
冬が終わり春が来ること。新年が来ること。また、悪いことが続いた後で、ようやくよい方に向かうこと。
もと易(えき)の語。陰の気がきわまって陽の気にかえる意から。
引用元の書籍を見る▶三省堂「新明解 四字熟語辞典 第二版」
千差万別
千差万別【せんさばんべつ】
様々な種類があって、それぞれにちがいがあること。たくさんの種類があること。
「万別」は「まんべつ」と読むこともあるけれど、ここでは「ばんべつ」と読もう。
引用元の書籍を見る▶成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
当意即妙
当意即妙【とういそくみょう】
即座に、場に適った機転を利かせること。また、そのさま。
「当意」はその場に応じて、素早く適切な対応をとったり工夫したりすること。仏教語の「当位即妙」(何事もそのままで心理や悟りに敵っていること。また、その場の軽妙な適応)から。
引用元の書籍を見る▶三省堂「新明解 四字熟語辞典 第二版」
平身低頭
平身低頭【へいしんていとう】
ひたすら恐縮すること。また、ひたすらあやまる形容。
からだをかがめ頭を低く下げて、恐れ入る意から。「平身」はからだをかがめること。「低頭」は頭を低く下げること。「低頭平身」ともいう。
引用元の書籍を見る▶三省堂「新明解 四字熟語辞典 第二版」
前途洋々
前途洋々【ぜんとようよう】
行く先が明るく、希望に満ちあふれていること。
「前途(ぜんと)」は行く先のこと、「洋々(ようよう)」は水が豊かにあり広々としていることから、希望に満ちている様子。
引用元の書籍を見る▶成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
一念発起
一念発起【いちねんほっき】
一つのことを成しとげるために、かたく心にちかったり、新たに決心すること。
「一念(いちねん)」は一つのことをひたすら思うこと。「発起(ほっき)」は思い立って心を起こすこと。
引用元の書籍を見る▶成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
白先生の四字熟語コラム②
万物流転
■マンガ制作 ▶ パステルプラネット(たんけん!本のまちオリジナル)
やあ、白です。
今日は「万物流転(ばんぶつるてん)」についてのお話だよ。
まずは、この四字熟語の構成から意味をつかんでみよう。
熟語の構成を見てみると、「万物」と「流転」という二つの二字熟語からできているね。「万物」というのは、「万(よろず)の物」、つまり世の中にある全ての物を指している。また、流転というのは「流れる」「転ずる」という似た意味の漢字でできている。「どんどん移り変わって止むことがない」というような意味だ。
ということは、二つ合わせると「世の中の全ての物はどんどん移り変わって留まることがない。」という意味になるね。
さて、実はこの「万物流転」という言葉は、ギリシャの哲学者ヘラクレイトスという人の考え方を表している。ヘラクレイトスは「この世に存在するものとは一体何なのか」という問いに対して「すべての存在は、ずっと同じ状態でいることはなく常に移り変わっていくものだ。」という考え方を持っていたんだね。それを「万物は流転する」という言葉で表現したというわけだ。
同じような意味の四字熟語に「生々流転(せいせいるてん・しょうじょうるてん)」や「諸行無常」という熟語もあるのであわせて知っておくといいよ。
万物流転とは、「宇宙に存在する全てのものは、どんどん移り変わって止むことがない」という意味だ。
独断専行
独断専行【どくだんせんこう】
自分だけの判断に基づいて、勝手に行動すること。
「独断」は自分ひとりの考えで決めること。「専行」は自分ひとりだけの判断で勝手に行うこと。
引用元の書籍を見る▶三省堂「新明解 四字熟語辞典 第二版」
唯一無二
唯一無二【ゆいいつむに】
この世でただ一つしかないこと。
他に同類のものがなく、それ以外並ぶものがないこと。「唯一」「無二」はともに二つとないことを表す語で、これを重ねて強調した語。「唯一不二(ゆいいつふじ)」ともいう。
引用元の書籍を見る▶三省堂「新明解 四字熟語辞典 第二版」
一騎当千
一騎当千【いっきとうせん】
人なみ外れて強いこと。とても勇敢で強いこと。
「一騎(いっき)」は馬に乗った一人の武士、「当千(とうせん)」は千人に当たるという意味。馬に乗った武士一人で千人もの敵と戦うことができるほど強いということ。
引用元の書籍を見る▶成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
前途多難
前途多難【ぜんとたなん】
これから行く末に、難しいことや苦しいことがたくさん待っていそうな様子。
「前途(ぜんと)」は将来、行く末のこと、「多難(たなん)」は多くのこまったことや悪いできごと。行く先に難が多い、という意味。
引用元の書籍を見る▶成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
呉越同舟
呉越同舟【ごえつどうしゅう】
仲の悪い者同士や、敵同士が同じ場所にいること。また、敵同士が、いざというときに力を合わせること。
昔の中国で「呉(ご)」と「越(えつ)」という国は敵同士だった。それぞれの国出身の男が同じ船にいあわせたときに嵐にあい、協力しあって困難を乗りこえられたという話から。
引用元の書籍を見る▶成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
白先生の四字熟語コラム①
上善如水
■マンガ制作 ▶ パステルプラネット(たんけん!本のまちオリジナル)
やあ、今日は「上善如水(じょうぜんじゃくすい)」という四字熟語についてお話ししよう。
この四字熟語は「上善若水」(じょうぜんじゃくすい)ともいう。この四字熟語のもとになっているのは、ずっと昔の中国にいた老子という人の考えをまとめた書物なんだけれど、その文章では上善若水となっているからだ。
でも、上善如水も上善若水も日本語で読むと、じょうぜんはみずのごとし。同じ言葉なので、どっちでも好きな方を使ったらいい。
さて、それにしても、この四字熟語はどんな意味なのだろうか。それを知るには、『老子』を読んでみるのが手っ取り早い。原文を一部引用してみる。
上善若水。水善利万物、而不争。処衆人之所惡。故幾於道。
『老子』第八章より
中国語なのでちょっと難しいけれど、漢字だからなんとなくわかるかもしれないね。日本語にするとこういう感じ。
一番いいのは、水のようなものだよ。水は全てのものに恵みを与えて、争うことがないよね。それにみんながいやがるようなところに自分から身を寄せるよね。これってほんと道(老子が理想とする生き方・状態のこと)に近いよね。
どう?何となく伝わったかな。つまり、上善如水とは、「すてきな生き方ってのは、例えば水のような生き方だよ。」という意味なんだね。
意味深長
意味深長【いみしんちょう】
言葉や文章、行動の裏に、別の深い意味が隠されていること。
「意味」は言葉や行動がしめす内容、「深長(しんちょう)」奥が深くてふくみがあるさま。
引用元の書籍を見る▶成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
独立独歩
独立独歩【どくりつどっぽ】
人に頼らず、影響されることなく自分の信じている道を進むこと。
「独立(どくりつ)」は人に頼らず、独りで立つこと、「独歩(どっぽ)」は独りで歩くこと。「独立」した状態で「独歩」することをさす。
引用元の書籍を見る▶成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
有名無実
有名無実【ゆうめいむじつ】
名や肩書きばかりは立派で評判がよいけれど、中身がともなっていないこと。また、実際には機能していないこと。
引用元の書籍を見る▶成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
自業自得
自業自得【じごうじとく】
自分がしたことの結果や報いを、自分自身が受けること。
「自業(じごう)」は自分の行いのこと、「自得(じとく)」は自分に受けること。ふつうは、悪い行いが自分に返ってきて痛い目をみるときに使う。
引用元の書籍を見る▶成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
正々堂々
正々堂々【せいせいどうどう】
態度や手段がひきょうではなく、正しくて立派な様子。
「正正」は軍の旗がそろってただしくきちんとしていること、「堂堂」は陣列が大きくて立派な様子。中国の古い書物『孫氏』の中にある「正正の旗、堂堂の陣」という言葉から。
引用元の書籍を見る▶成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
公明正大
公明正大【こうめいせいだい】
平等でやましいところがなく、正しいこと。
「公明(こうめい)」は隠しごとがなく正しいこと、「正大(せいだい)」は正しく、態度が堂々としていること。
引用元の書籍を見る▶成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
喜怒哀楽
喜怒哀楽【きどあいらく】
喜び、怒り、悲しみ、楽しみなど、人がもつ様々な感情のこと。
「喜怒哀楽」は中国の古い書物『中庸(ちゅうよう)』の中にる言葉。
引用元の書籍を見る▶成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
一触即発
一触即発【いっしょくそくはつ】
ちょっとしたきっかけで、大きな事故や事件につながりそうな危機的な状態。
「一触(いっしょく)」はちょっと触ること、「即発(そくはつ)」はすぐに爆発すること。
引用元の書籍を見る▶成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
五臓六腑
五臓六腑【ごぞうろっぷ】
はらわた。内臓。からだの中すべて。また、腹の中。心の中。
五つの内臓と六つのはらわたの意。もと漢方の語。「五臓」は心臓・肺臓・肝臓・腎臓(じんぞう)・脾臓(ひぞう)。転じて、全身の意。「六腑」は大腸・小腸・胃・胆・膀胱(ぼうこう)・三焦(さんしょう)。
引用元の書籍を見る▶三省堂「新明解 四字熟語辞典 第二版」
一石二鳥
一石二鳥【いっせきにちょう】
一つの行動で、二つの利益やよい結果を手に入れることのたとえ。
もとは、一つの石を投げて、同時に二羽の鳥を手に入れるという、イギリスのことわざから生まれた言葉。
引用元の書籍を見る▶成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
羊頭狗肉
羊頭狗肉【ようとうくにく】
見せかけや売り文句だけは立派だが、内容がともなっていないこと。見かけだおしであること。
昔の中国の書物にある「羊の頭を看板にかかげて売っておきながら、実際は犬の肉を出していた」という話から。「狗肉(くにく)」は犬の肉のこと。
引用元の書籍を見る▶成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
首尾一貫
首尾一貫【しゅびいっかん】
最初から最後まで、筋の通った変わらない考えや態度を貫くこと。
「首尾(しゅび)」は動物の首から尾まで、つまり最初から最後まで「一貫(いっかん)」は一つのことを貫くこと。
引用元の書籍を見る▶成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
自給自足
自給自足【じきゅうじそく】
必要とする物を他に求めず、すべて自分でまかない、足りるようにすること。
自分で自分に供給し、自分で必要なものを満たす意から。
引用元の書籍を見る▶三省堂「新明解 四字熟語辞典 第二版」
一目瞭然
一目瞭然【いちもくりょうぜん】
ちょっと見ただけで、はっきりわかること。
「一目(いちもく)」はちょっと見ること、「瞭然(りょうぜん)」ははっきりしていること。
引用元の書籍を見る▶成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
千載一遇
千載一遇【せんざいいちぐう】
めったにないほどすばらしい機会。絶好のチャンスがおとずれること。
「千載(せんざい)」は千年、「一遇(いちぐう)」は一度会うという意味。千年に一度しかないほどの、絶好の機会ということ。
引用元の書籍を見る▶成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
天変地異
天変地異【てんぺんちい】
空や地上で起こる自然災害や異変のこと。
「天変(てんぺん)」は暴風・大雨・日食・月食など空で起こる異変のこと。「地異(ちい)」は洪水・噴火・地震・津波など地上で起こる異変のことをいう。
引用元の書籍を見る▶成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
無我夢中
無我夢中【むがむちゅう】
あることに没頭して自分をわすれること。何かに熱中するあまり、ほかのことを気にかけないこと。
引用元の書籍を見る▶成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
大器晩成
大器晩成【たいきばんせい】
偉業をなすような大人物は、若いころからではなく、年をとってから本当の力をしめすということ。
「大器(たいき)」は大きな器のことで、「晩成(ばんせい)」はできあがるのがおそいこと。
引用元の書籍を見る▶成美堂出版「ストーリーマンガで楽しく身につく!四字熟語大百科」
大きな器ほど、できあがるのに長い時間がかかるものだという意味。
森羅万象
森羅万象【しんらばんしょう】
この宇宙にある、すべてのもの。
「森羅(しんら)」は、多くのものが限りなく並ぶこと。
引用元の書籍を見る▶学研「新レインボー 写真でわかる はじめてことわざ・四字熟語辞典」
「万象(ばんしょう)」は、さまざまな形をした、すべてのもののこと。
波乱万丈
波乱万丈【はらんばんじょう】
様々なできごとがある激しい人生や生き様などのこと。
「波乱」は「波瀾」とも書き、大波と小波(さざなみ)のこと。「万丈」はとても高いこと。
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波が激しく打ちよせる様子。
順風満帆
順風満帆【じゅんぷうまんぱん】
ものごとがうまく進む様子。
「順風(じゅんぷう)」は、追い風のこと。
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「満帆(まんぱん)」は、帆に風をいっぱいに受けること。
追い風を受けて、船が順調に進むということから。
一網打尽
一網打尽【いちもうだじん】
悪人などの仲間を、一度にすべてとらえること。
「網(もう)」は、あみのこと。
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一度投げ入れたあみで、そこにいる魚をすべてとるということから。
危機一髪
危機一髪【ききいっぱつ】
ちょっとまちがえれば助からないかもしれない、とても危険な状態。
髪の毛一本ほどの、わずかな差ということから。
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牛飲馬食
牛飲馬食【ぎゅういんばしょく】
一度にたくさん飲んだり食べたりすること。
牛のように飲み、馬のように食べるということから。
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新進気鋭
新進気鋭【しんしんきえい】
これまでにない人が新しく登場し、勢いが盛んなために、将来への期待がもたれている様子。
「新進(しんしん)」は新しく出てくること。「気鋭(きえい)」は勢いが盛んなこと。
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一部始終
一部始終【いちぶしじゅう】
始めから終わりまでの、すべて。
「一部」は、一さつの本のこと。
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本の、始まりから終わりまですべてということから。
無味乾燥
無味乾燥【むみかんそう】
おもしろみや味わい深さが感じられず、つまらないこと。
「無味」は味わいがないこと、「乾燥」は乾ききって潤いがないこと。
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津々浦々
津々浦々【つつうらうら】
全国のいろいろな所。
「津」は、港のこと。
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「浦」は、海岸のこと。
国中の港や海岸ということから。
朝令暮改
朝令暮改【ちょうれいぼかい】
ルールや命令、指令がたびたび変わってしまい、あてにならないこと。
「朝令」は朝に命令を出す、「暮改」は夕方に変更する、という意味。
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杓子定規
杓子定規【しゃくしじょうぎ】
ものごとを、すべてに当てはまるわけではない一つだけのやり方やきまりに、当てはめようとすること。
「杓子」は、しゃもじのこと。先が曲がっているしゃもじを、むりやり定規として使うということから。
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三寒四温
三寒四温【さんかんしおん】
冬に寒い日が三日ほど続いた後、四日ほど暖かい日が続き、これがくり返される天候。
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率先垂範
率先垂範【そっせんすいはん】
人の先頭に立って物事を行い、模範を示すこと。
「率先」は人の先頭に立って物事を行うこと。「垂範」は模範を示すこと。
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自画自賛
自画自賛【じがじさん】
自分で、自分自身や自分のしたことをほめること。
「賛(さん)」とは絵や書道のわきに書き込む詩や文章のことで、通常はほかの人に書いてもらうため、自分では書かない。
「自賛」は、自分で賛を書き入れること。
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合従連衡
合従連衡【がっしょうれんこう】
その時の利害に従って、結びついたり離れたりすること。また、時勢を察して、巧みにはかりごとをめぐらす政策、特に外交政策のこと。
もとは中国戦国時代、蘇秦の合従策と張儀の連衡策のことをいう。
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虎視眈々
虎視眈々【こしたんたん】
よい機会を、じっと狙っている様子。
「虎視(こし)」は、とらのするどい目つきのこと。「耽々(たんたん)」は、えものを狙う様子。
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虚心坦懐
虚心坦懐【きょしんたんかい】
心になんのわだかまりもなく、気持ちがさっぱりしていること。また、そうした状態で平静に事に臨むさま。
「虚心」は心に先入観やわだかまりがなく、ありのままを素直に受け入れること。また、そうした状態。「坦懐」はわだかまりがなく、さっぱりとした心。平静な心境。「坦」は平らの意。
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岡目八目
岡目八目【おかめはちもく】
実際に関わっている人よりも、周りで見ている人のほうが、全体を見通すことができて、正しい判断ができること。
「岡目」はほかの人の様子をわきから観察すること。囲碁で、実際に対戦している人よりも、周りにいる人のほうが冷静で視野が広く、八目も先まで読むことができるということから。
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大義名分
大義名分【たいぎめいぶん】
何かをするときに、それが正しいと認められるための正当な理由や根拠のこと。
現代では「建前や言い訳に代わる言葉」という意味合いで使われることが多い。
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同床異夢
同床異夢【どうしょういむ】
同じ立場にありながら、考え方や目的とするものが違うこと。
同じ寝床に寝ても、それぞれ違った夢を見る意から。「同床各夢(どうしょうかくむ)」ともいう。
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画竜点睛
画竜点睛【がりょうてんせい】
最後に加える重要な仕上げ。また、物事を完成させるために必ず必要なこと。
(解説)昔の中国で名人が描いた竜の絵があったが、この竜には瞳(睛・せい)が描かれていなかった。人々に言われた名人が瞳を描き入れ(点じ)ると、竜はすぐに動きはじめて天にのぼってしまったという。
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隔靴掻痒
隔靴掻痒【かっかそうよう】
はがゆくもどかしいこと。思うようにいかず、じれったいこと。
靴の上からかゆい足をかく意から。「掻」はかくこと。「痒」はかゆいこと。
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竜頭蛇尾
竜頭蛇尾【りゅうとうだび】
はじめは勢いがついて盛んだったが、終わりのほうはふるわないこと。
竜のように立派な頭なのに、あとのほうは蛇のようにみすぼらしい尾だという、中国の古い書物にある言葉から。
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五里霧中
五里霧中【ごりむちゅう】
ものごとの事情がわからなくて、どうしたらよいかわからないこと。
「五里」は、約20キロメートル。五里にもわたる深い霧の中では、方向がわからなくなることから。
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一字一句
一字一句【いちじいっく】
一つの文字、一つの言葉。
類義の語「一字」「一句」を重ねて、意味を強調している。ふつう、書き言葉についていう。
《類義語》一語一句・一言一句・一言半句・片言隻句・片言隻語
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無病息災
無病息災【むびょうそくさい】
病気をせず、健康で元気なこと。
「息災(そくさい)」はもとは仏教の言葉。仏の力によって災害や病気などの災いをとどめること。転じて、健康で元気な様子をいうようになった。
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馬耳東風
馬耳東風【ばじとうふう】
ほかの人の意見や批判を耳に入れず、聞き流すこと。また、何を言っても反応がないこと。
《同じ意味の言葉》馬の耳に念仏
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異口同音
異口同音(いくどうおん)
多くの人が、同じときに同じことを言うこと。
「異口(いく)」は、いろんな人の口のこと。「同音(どうおん)」は、声をそろえること。
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切磋琢磨
切磋琢磨【せっさたくま】
仲間同士が、はげましつつも競い合って、学問や技術、人格などを高めていこうと努力すること。
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用意周到
用意周到【よういしゅうとう】
準備を万全にしてあって、細かい部分までもぬかりのないこと。
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「用意」は準備のこと、「周到」はすみずみまで行きとどいていること。
電光石火
電光石火【でんこうせっか】
とても短い時間のたとえ。また、とてもすばやい様子。
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「電光」はいなずまのこと。「石火」は、火打ち石から飛び散る火のこと。どちらも、いっしゅんのできごとであることから。
問答無用
問答無用【もんどうむよう】
議論の必要がない、話し合っても意味がないということ。
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「問答」は問い答え、「無用」は役にたたないこと。
以心伝心
以心伝心【いしんでんしん】
おたがいの心で考えていることが伝わること。
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深い教えを弟子に伝える上で大事なことが、「心を以って心で伝えることだ」とした仏教の言葉からきている。
空前絶後
空前絶後【くうぜんぜつご】
今までにも、これからも起きないような非常にめずらしいこと。
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「空前」は今までにも例がないこと、「絶後」はこの先も同じようなことは起こらないこと。
七転八起
七転八起【しちてんはっき】
何度失敗してもくじけず、立ち上がって努力すること。
人生の浮き沈みの激しいことのたとえとして用いることもある。七度転んで八度起き上がる意から。「七」「八」は数の多いことを表す。一般に「七転び八起き(ななころびやおき)」という。
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猪突猛進
猪突猛進【ちょとつもうしん】
よく考えないで、一つのことだけをおこなうこと。
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「猪」は、いのししのこと。いのししが、すごい勢いでまっすぐ前に進むということから。
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コラム:白先生
小・中・高校生の、三人の子どものお父さんで、中学校の国語の先生。
ただ今俳句にハマっているらしい。
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参考書籍
新レインボー 写真でわかる はじめてことわざ・四字熟語辞典
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