日本人の知らない日本語

あらすじ・感想・おすすめポイント

『たんけん!本のまち』とは

子育て中の親たちが、新しい本との出会いにつながるような特集や、おすすめしたい子どもの本の感想をご紹介しています。

日本人の知らない日本語

著:蛇蔵&海野 凪子
出版社:KADOKAWA

どうして「親切」って「親を切る」なんですか?

普段何気なくつかってる言葉でも、どうしてそうなの?と聞かれると答えに詰まっちゃう・・・そんな言葉がたくさん出てくる本です。

知ってるようでまだまだ知らない日本語の世界へのナビゲータ―役は、日本語学校で教師をしている なぎこさん。
日本語学校の個性豊かな生徒さんとのやり取りを、全編マンガ形式で楽しく読めます。

「冷める」と「冷える」の違いは?

「ぜんぜん~ない」「たまに」「ときどき」「よく」「たいてい」「いつも」の頻度の割合や、「うしろ」と「あと」の使い分けは?

どうして親切って「親を切る」なんですか?

ほほーう、確かにそう言われてみれば不思議。でも、いままで当たり前に使っていて疑問に思ったこともなかったなぁ。
「適切」の切も同じ意味だそうです。

1巻から4巻まで出版されています。(Kindle版で4冊合本版も)
1~3巻ははじめの十数ページがカラーでそのあとモノクロ、4巻の海外編は全編カラー。

学習コーナーによくある漫画仕立ての参考書という感じではなく、大人が読んでも面白いし、きっと知らなかった日本語もたくさん出てくると思います。
(すっぱ抜くの「スッパ」という言葉の意味、私はこの本で知りました。)

ちょっと耳より情報

実はダイソーに、KADOKAWA×ダイソーコラボKADOKAWA人気書籍のダイジェスト版が売ってるはご存知でしょうか?
ダイソーなので、もちろん100円。

そのダイジェスト版シリーズに、「日本人の知らない日本語」もラインナップされているんです。
紙質はそれなりですが、試しに読んでみたり、お出かけのお供にしたりする分には十分。機会がありましたら売り場をチェックしてみてくださいね。

(この本は現在1~4巻まで発行されていますが、KADOKAWA×ダイソーコラボのダイジェスト版は1冊だけのようです。)

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このガイドを書いた人

てくてく書店 きいす

学習まんがを中心に、楽しく読んで学びにつながる本をご紹介します。
本が好きな子どもたちの母。『たんけん!本のまち』代表。