はじめまして。「たんけん!本のまち」へ ようこそ!

はじめまして。「たんけん!本のまち」代表、きいすです。

「まなびブックストア」が並ぶ、オンライン上の「まち」を探検して、自分にぴったりの一冊に出会ってほしい。そんな気持ちで「たんけん!本のまち」ウェブサイトをOPENしました。

子育て中の親たちが、自分の子どもたちが読んでいる本について「こんな本があるんだよ」「この本おもしろかったよ」と、エピソードを交えて気軽にお喋りするようなイメージで書いています。

2021年11月にできたばかりの新しい「まち」には、いまは本屋さんが二軒しかありません。
まだまだ小さなまちですが、これからほかの本屋さんができたり、博物館や美術館もできたりしたらいいなって思ってます。

イベントも開催して、おたのしみページも増やして。
「用事はないけれどふらっと立ち寄ってみたよ。」そう言って気軽に遊びに来てもらえるサイトになったら最高!

私自身も、このまちがどんな街になっていくのか想像がつきません。

このまちの成長を、いっしょに楽しんでもらえたら嬉しいです。

オンラインで本を探すなら、Amazonや楽天ブックスのレビューを読めば事足りるし、膨大な量の本とレビューがそこにはありますよね。

ただ、オンラインには本の情報が「あり過ぎる」と思うのです。
たくさんあり過ぎて、結局選べずに画面を閉じてしまう。

膨大な中から自分で探さなければいけないオンラインの世界は、「どう探せば良いかわからない」「どれを選べば良いかわからない」ということもよく聞きます。

本に限らず、雑貨や洋服も、「この人とは趣味が合うなぁ」とか「中身はわからないけれど、この人が面白いって言うものはだいたい好みなんだよなぁ」とか、そんな経験はありませんか?

私自身も、ネットで本を探すときには内容だけではなく「どんな人がその本を読んでいるのか」を参考にしています。

だから、「たんけん!本のまち」では、ブックガイドがどんな人なのか、子どもはどんな子なのか、そういったことを身近に感じてもらえるようにしたいと思っています。

SNSの時代にあえてウェブサイトを立ち上げることに、「なんでウェブサイトなの?」と聞かれることが多いのですが、ウェブサイトを立ち上げた理由のひとつはそれです。

もうひとつの理由は、リアルの書店ではなくオンラインの方が身近な環境にあるお子さんや親御さんたちも含めて、みんなが自由に ほっとできる居場所 のひとつになれたらいいなと思ったこと。

体が弱い、学校生活が合わないなどの理由により家で過ごすことの多いお子さん、書店空白地や海外にお住まいのお子さん、入院中のお子さん、そしてその親御さんたち。
読書が苦手な子にも、本を身近に感じて楽しんでもらいたい。

「楽しみながら本に出会える場所」「なんか面白いことないかなってふらっと遊びに来れる場所」そういう場所にしたいと思っています。

「お茶の時間にしませんか?」

「たんけん!本のまち」の代表であり、ウェブサイト内の「てくてく書店」ブックガイドのきいすが、日常のあれこれについてゆるくお喋りするイメージで綴っていきます。

第一回のマガジンは、簡単に自己紹介を。

読書や手芸が大好きな娘(2021年現在、11歳)、本も好きだけどサッカーや鬼ごっこなど体を動かすことと恐竜や幻獣などの「強い生きもの」が好きな息子(2021年現在、8歳)を育てている二児の母です。

ウェブサイトを作ってみたいとはじめて思ったのは、いまから遡ること一年半前の2020年の2月、急に降りかかった全国一斉休校のとき。

それまでも本が好きだった我が家の子どもたちは、オンラインで本を購入することが増えました。

そんな中で私が感じたことは、「本の情報ってたくさんのかたがブログで紹介してくれているけれど、情報が点在してるから探しにくいなぁ」ということ。
それから、「こんなにたくさんの本を読んでるのだから、他の子たちと本の情報をシェアできたら良いのになぁ」ということ。

私は本の専門家でもありませんし、司書の資格を持っているわけでもありません。
いつか、10年後か20年後か、本当にいつか子どもたちが手を離れたら、自宅の一階を改装して地域の人たちがふらっと立ち寄ってお茶しながら本を読んでもらえるような場所が作れたらいいなぁなんて夢物語を思い描いていました。

そんなぼんやりとした想像図が、急に色が付いたように具体的なイメージへと変化したのは一冊の本がきっかけでした。

「あるかしら書店」(著:ヨシタケシンスケさん)の「本が好きな人々」というページにこんな文とイラストが載っています。

一口に本が好きといっても、いろいろあります。
いろいろはさむのが好き。
かぐのが好き。
となりの人のをのぞくのが好き。
読むのが好き。積むのが好き。

他にもくすっと笑える、好きがたくさん。

この本は私も子ども達も大好きで、それまでにも何度も繰り返し読んでいたのですが、なぜかこのときは、いろんな好きがあっていいんだ。と、すとんと心に入ってきたんです。


「本の虫」の娘は、どんな本でもあっという間に読んでしまいます。
それが爽快で、夢中になって本を読んでいる娘の姿を見るのが楽しくて。

娘が好きそうな本を探してきて薦めるのが、私自身の楽しみにもなっていました。

こんなお話が好きかなと選ぶ時間も楽しい、薦めた本が面白かったと言ってもらえると私も嬉しくなる。
私は「本を薦めるのが好き」なんだなぁと、その時に気付いたのです。

まだまだ話したいことはたくさんありますが、今日はここまでにしますね。
また次回、お付き合いいただけると嬉しいです。

『てくてく書店』店主・きいす