テーブルマナーの絵本
あらすじ・感想・おすすめポイント
『たんけん!本のまち』とは
子育て中の親たちが、新しい本との出会いにつながるような特集や、おすすめしたい子どもの本の感想をご紹介しています。
テーブルマナーの絵本
作・絵:髙野 紀子
出版社:あすなろ書房
動物たちのイラストで「テーブルマナー」が グッと身近になる一冊
そろそろテーブルマナーを教えたいけれど、食事のときに注意をするとへそを曲げて食べなくなっちゃって…。
それなら、親子で絵本を読んでみるのはどうでしょう?
テーブルマナーって、ちょっとドキドキ。
写真だと…ハードル高いなぁ、難しそうだなぁって、感じませんか?
この本には、写真はひとつも載ってません。「先生」も出てきません。
登場するのは動物たち。
かわいい動物たちと一緒に、お茶碗の持ち方や焼き魚の食べ方を学びます。
イラストはほんわか可愛いけれど、内容は本格的。
写真にも引けを取らないくらい、詳しくわかりやすく説明してくれています。
「春を味わう」のページには 筍掘りや桜餅、「夏を味わう」のページには トマトやすいか。
親子で本を眺めるだけでも、季節の行事や旬の食べものを知ることができます。
我が家では、子どもが5歳の頃から読み聞かせ絵本のひとつとして一緒に読んでいました。
やさしい色使いで、寝る前の読み聞かせにも。
ルビ付きなので、小学生になればひとりでも読めます。
いままで意識したことありませんでしたが、よく見るとうちの本棚には食べ物が出てくる絵本がいっぱい。
娘も息子も、超が付くほどの食いしん坊に育ったのは絵本の影響かも!?
食育のはじめにおすすめの一冊です。
このガイドを書いた人
学習まんがを中心に、楽しく読んで学びにつながる本をご紹介します。
本が好きな子どもたちの母。『たんけん!本のまち』代表。