二月の勝者 ー絶対合格の教室ー
「たんけん!本のまち」とは
子育て中の親たちが、新しい本との出会いにつながるような特集や、おすすめしたい子どもの本の感想をご紹介しています
あらすじ・感想・おすすめポイント
二月の勝者 ー絶対合格の教室ー
著:高瀬志帆
出版社:小学館
created by Rinker
¥693
(2024/12/08 01:28:25時点 Amazon調べ-詳細)
親子でハマるエンタメまんがだが、受験や子どもの貧困問題について考えさせられる
このガイドを書いているちょうど今(2021年12月)、柳楽優弥さん主演のテレビドラマ版『二月の勝者』が最終回直前クライマックスを迎えています。我が家は、家族全員で、ドラマも原作マンガも、興味深く楽しんでいます。
このマンガは、中学受験をメインテーマにしていますが、中学受験をする・しないにかかわらず、親子で楽しめます。
おすすめポイント
・“中学受験のリアルな実態を描いている”と中学受験経験者や塾の先生にも定評がある
・我が家のように、中学受験予定のない親子も、楽しく読める。
・高校受験と共通する部分も多く、高校受験組も共感できる箇所が多い
・ストーリーが進むにつれ、もうひとつのメインテーマ「子どもの貧困」問題がクローズアップされ、とても考えさせられる
・なんといっても、主人公黒木先生のキャラクターが魅力的。ストーリー前半は謎めいていたが、次第に弱さや悩みが見えてきて、黒木先生のことも、子どもたちのことも「頑張って!!」と熱く応援したくなる
ブックガイドねこの採点(3段階評価)
長男の塾の保護者面談時に模範的な親を演じたくなる度 ★★★
自分には島津父・理依紗母の要素がまったくないと自信を持って言い切れる度 ★☆☆
巻が進むにつれ次第に明らかになる黒木先生の人間性 ★★♡★★
created by Rinker
¥693
(2024/12/08 01:28:25時点 Amazon調べ-詳細)
このガイドを書いた人
まねびBOOKS ねこ
中学生・小学生の二児の母。子どもの絵本や児童書、参考書を読むのが好きです。こたつで丸くなり、本を読みながら寝るのが幸せ。
まねしたい学習方法やおすすめの参考書を共有するマガジン「まねび茶屋」をnoteでかすみさんと共同運営しています。