おじさんのかさ

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子育て中の親たちが、新しい本との出会いにつながるような特集や、おすすめしたい子どもの本の感想をご紹介しています

あらすじ・感想・おすすめポイント

おじさんのかさ

作・絵:佐野 洋子
出版社:講談社

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大事な傘を守るおじさんがたまらない!雨の日に読みたい絵本「おじさんのかさ」

雨の降る日が多くなってきました。
最近は情緒のある梅雨のしとしと雨が減って、スコールのような大雨の日も増えていますね。

子連れの外出は雨の日だと本当に面倒ですよね。

今回はそんな雨の日にちょっと気持ちが晴れる絵本をご紹介します。

どんな絵本?

黒いハットに黒いコート、口元にはちょび髭。
そんな英国紳士のようなおじさんのお気に入りは一本の黒い傘。

黒くて細くて立派な傘。
ぴかぴかで、杖のようで、おじさんにぴったりの傘。

おじさんは出かける時はいつも傘を持ちます。
雨が降ると大事な傘が濡れないように守って、おじさんが濡れます。
傘が濡れないように雨やどりをしたり、知らない人の傘に入れてもらったり。
そして大ぶりの日は傘を濡らさないように家で過ごすのです。

傘が大好きすぎて傘を使えないおじさん。
あることがきっかけで、思い切って傘を開くことになります。
ここからは、読んでからのお楽しみ。

おじさんを思い出すと雨の日が楽しくなる!

私、このおじさんがたまらなく好きなんです。
立派な身なりをしているのに、心は純粋で真っ直ぐ、子どもみたい。

「その傘に入れてよ」と小さい男の子から頼まれても、おじさんは少し上を向いて聞こえないふりをするんです😂
そんなどうしようもないおじさんだから、傘を濡らすまいとする必死な姿もとぼけた表情も全てがツボなんですよね。

ストーリーが面白いので子どもウケもバッチリ。
親子で雨の日には「あのおじさん、、」という共通言語ができますよ。

私は日常で雨の音に耳を澄ますとき、よくこの絵本を思い出して、ふふっとなってしまいます🤭

雨の日が楽しくなるキュートなおじさんの絵本、ぜひ親子で読んでみてくださいね。

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この記事を書いたブックガイド

ことり絵本堂 笹原ゆう

3歳の息子と小学生の娘の母。
家のソファや階段に腰かけて、子どもと絵本を読む時間が好き。
お気に入りの絵本や気付きのあった絵本を中心にご紹介しています。

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