宇宙兄弟
あらすじ・感想・おすすめポイント
『たんけん!本のまち』とは
子育て中の親たちが、新しい本との出会いにつながるような特集や、おすすめしたい子どもの本の感想をご紹介しています。
宇宙兄弟
著:小山宙哉
出版社:講談社
親子3代で読んでます
弟に先を越されて、遠回りもしたけどやっぱり自分も夢を追いたいと宇宙を目指す兄のムッタ。
宇宙飛行士という夢を叶えて兄の一歩先を歩んでいる弟・ヒビト。そこから物語が始まります。
宇宙飛行士になるための試験や訓練の様子が描かれていたり、それぞれの登場人物が訓練や任務に取り組んでいるときの心情も描かれています。
宇宙飛行士の家族やNASAで働く職員、バックアップクル―(クルーが搭乗できなくなった場合にその代わりを務める役目)がどんな気持ちで「宇宙」に向き合っているのか。
宇宙飛行士が華々しく活躍するニュースだけでは知ることのできない側面も描かれています。
この本にまつわるエピソード
2020年パンデミックの影響での自粛期間中、私の両親が暇だというのでこのマンガひと揃えを実家に送ったんです。
それまで父も母もマンガをほとんど読んだことがなかったのですが、「宇宙兄弟」なら幅広い年代が楽しめるんじゃないかと思って。
それがビンゴ!なんと父(当時70歳)が夢中でマンガを読んでいると、母から写真付きのメールが届きました。
我が家でも小学生の子どもたちが読んでいるのですが、親子ともに「宇宙・月・ISS・NASA・JAXA」そういうワードが大好きになりました。
ISSが上空を通過するときには、嬉々として空を見上げてISSに向かって手を振っていました。
宇宙に関して興味を持つ、はじめの一歩となるマンガではないでしょうか。
このガイドを書いた人
学習まんがを中心に、楽しく読んで学びにつながる本をご紹介します。
本が好きな子どもたちの母。『たんけん!本のまち』代表。