アオアシ
「たんけん!本のまち」とは
子育て中の親たちが、新しい本との出会いにつながるような特集や、おすすめしたい子どもの本の感想をご紹介しています
あらすじ・感想・おすすめポイント
アオアシ
作:小林有吾
小学館
サッカーのルールがよくわからない人も、読んだらサッカーが楽しくなる!
あらすじ
愛媛の中学生、青井葦人(あおいあしと)が、高校入学を機に東京の名門サッカークラブに入団して、仲間たちとともにサッカーに打ち込む姿を描いたサッカー漫画です。
サッカー日本代表も夢中になるリアルさ
主人公の葦人が入団したサッカークラブは日本の中でもトップレベルのため、それまで地方の部活中心でサッカーをしていた葦人は初めから大活躍できることはなく、何度も悔しい思いをしながら仲間や先輩に技術や戦術を教わり、自分の頭で必死に考えて成長していきます。
(サッカーってすごく頭を使う競技なんだな)と、このマンガを読んで改めて感じました。
アオアシの特徴は、サッカーの動きや視点、戦術がリアルなところ。ディフェンスの二人が合体して雷を起こしたり、長い必殺技を叫んで地震を起こしたりはしません。
サッカーの選手が読んでも描写がリアルだということで、日本代表選手の中にもアオアシのファンが多いそうです!
こんな人におすすめ
サッカー少年少女にもおすすめですが、サッカーがイマイチよくわからないと思っている保護者さんに強くおすすめしたいです。
私はこれまで息子の試合を見に行ってもボールしか見ていなかったのですが、アオアシを読むようになってからは、ボールを保持していないときの選手の動きも少しは理解できて、試合を見るのが楽しくなったんです。
付き添いで試合を見に行くけれど、夏は暑いし冬は寒くて億劫だな…と感じている親御さんは、この漫画を読んでみてください!
中村憲剛さんの解説ページ!ふりがな付きのジュニア版も
全ての漢字にふりがなが付いているジュニア版もあります。
ただし、ジュニア版は通常版が発売されてから数年後に発売開始となっていますので、2022年12月現在18巻までしか発売されていません。(通常版は2022年12月現在で30巻まで発売されています。)
ジュニア版だけ特別に、巻末に中村憲剛さんの解説が載っていますので、それは絶対に読みたい!!
読み始めたら続きが気になって最新刊まで買い揃えたくなること必至なので、1巻から18巻までジュニア版を買ったあと19巻以降は通常版を買うか、それともはじめから通常版で揃えていくか…非常に悩むところです。
ちなみ我が家は背表紙を揃えたいという理由で、1巻から通常版を購入しています。
通常版は白い表紙、ジュニア版は黄色い表紙です。お間違いのないようご注意くださいね。
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このガイドを書いた人
学習まんがを中心に、楽しく読んで学びにつながる本をご紹介します。
本が好きな子どもたちの母。『たんけん!本のまち』、メンバーシップ 『ファミリーライブラリー』代表。