ちはやふる
あらすじ・感想・おすすめポイント
『たんけん!本のまち』とは
子育て中の親たちが、新しい本との出会いにつながるような特集や、おすすめしたい子どもの本の感想をご紹介しています。
ちはやふる
著:末次由紀
出版社:講談社
競技かるたに挑戦してみたくなる!百人一首への入り口はこの漫画。
小学五年生の冬休みの宿題「百人一首に親しむ。覚えられる人は覚える。」
さて、どうする?
進んで勉強する気のない娘に対して、親ができることはこれ一択。
「ちはやふる」を目につくところに全巻並べておく。
こちらからは何も声をかけず、親が楽しそうに読む。
1日目はスルーされました。
2日目は私が読んでる巻をちらちら覗き見してきて、自分から本棚の「ちはやふる」を手にとるように。
そこまで来たらもう作戦は成功したようなもの。
読み始めるとストーリーに引き込まれてどんどん勝手に読み進めるでしょう。
競技かるたのルールに始まり、歌の意味も漫画の中に出てきます。
一冊400円と手頃な価格ですが、それでも47巻(※)となるとなかなかのお値段。
「百人一首に親しむ冬休み短期教室 90分 × 4日間」だったら、15,000円くらいまでなら出せるかな。それと同じくらいの学びが得られるかな。家族4人で読んだらひとり当たり…と頭の中で計算して大人買いしました。
もちろん、子どもの学習目的だけでなく、百人一首に青春をかける高校生の主人公たちの爽やかなストーリーを大人も楽しめて家族みんなで読める漫画です。
※現在49巻まで発売されていて、2022年12月13日に最終巻となる50巻が発売予定です
【追記】2022/11/30
あわせて読んでみて!
「ちはやふる」で百人一首に興味がわいたら、100首が一冊にまとまった本が欲しくなると思います。歌を覚えるために、このどちらかの本をあわせて読んでみてはいかがでしょうか。
✅100首を漫画でイメージして覚えたい人には
ドラえもんのまんが百人一首
監修:藤子・F・不二雄
出版社:小学館
✅百人一首を「決まり字」とセットで覚えたい人には
競技かるたで勝つ!百人一首教室
監修:坪田 翼
漫画:北神 諒
このガイドを書いた人
学習まんがを中心に、楽しく読んで学びにつながる本をご紹介します。
本が好きな子どもたちの母。『たんけん!本のまち』代表。