パンダ銭湯
あらすじ・感想・おすすめポイント
『たんけん!本のまち』とは
子育て中の親たちが、新しい本との出会いにつながるような特集や、おすすめしたい子どもの本の感想をご紹介しています。
パンダ銭湯
作:tupera tupera
出版社:絵本館
パンダの秘密、知ってる?絵本「パンダ銭湯」で禁断の○●をのぞいてみて。
突然ですが、そこのあなた!
パンダの秘密を知っていますか!?
「え、何それ?」と思った方は、パンダ湯をご存知ないようで。
パンダ湯?
はい、パンダのためのお風呂やさんです。
パンダ以外の入店は固くお断りされているので、
絵本でそっとのぞいてみてくださいね。
どんな絵本?
瓦屋根の昔ながらの銭湯「パンダ湯」。
昭和を感じるどこか懐かしい お風呂やさんの絵に和みます。
番台のおばちゃんにお金を払い、入店するパンダ親子。
脱衣所も大浴場も昭和感いっぱい。
はかり式の体重計や牛乳びんの冷蔵庫に「おおっ!」となり、
壁の張り紙に「クスッ」となり、
赤と青の蛇口や黄色い風呂桶に「ふふっ」となります。
そしてあなたは、パンダの禁断の秘密の目撃者となるのです。
パンダの秘密は口外できない
この絵本、一度読んだら忘れられないインパクトがあります。
パンダの秘密を知ってしまったら、
「まだ読んでいない人には
パンダの秘密は絶対言っちゃいけない」
きっとそう思うでしょう、笑。
禁断の秘密はもちろん、
壁の張り紙や商品パッケージなど、
ちょこちょこツッコミたくなる細かい描写が個人的にはツボです。
小学生の息抜きにオススメ!
我が家では、娘が小学校低学年の頃に初めて読みました。
親子でニヤけたり ツッコんだりしながら読むのが楽しくて。
普段は馴染みのない銭湯にも興味を持ってくれて、親子で話が弾みましたよ。
一度ページをめくったら面白くて止まらないので、
絵本から遠ざかっている小学生にもオススメです。
(逆に小さい子どもには、禁断の秘密のインパクトが強すぎるかも。。)
パンダの知られざる秘密を描いたtupera tuperaさんの人気絵本。
ぜひ手に取ってみてくださいね。
この記事を書いたブックガイド
ことり絵本堂 笹原ゆう
3歳の息子と小学生の娘の母。
家のソファや階段に腰かけて、子どもと絵本を読む時間が好き。
お気に入りの絵本や気付きのあった絵本を中心にご紹介しています。