「たんけん!本のまち」とは
子育て中の親たちが、新しい本との出会いにつながるような特集や、おすすめしたい子どもの本の感想をご紹介しています
この春、保育園・幼稚園にご入園されるお子さんと、小学校にご入学されるお子さんへの『おすすめ』を集めました。
保育園・幼稚園・小学校ってどんなところ?何をするの?とドキドキしているお子さんと一緒に読んでいただきたい絵本や、入園・入学のプレゼントに必ず喜ばれるおすすめの絵本やグッズをご紹介します!
目次
●入園・入学されるお子さんに贈る読みもの
保育園・幼稚園が楽しみになる絵本
小学校が楽しみになる絵本
●入園・入学のお祝いにおすすめの絵本・グッズ
ブックガイド:『まねびBOOKS』ねこ
こんにちは。「まねびBOOKS」ブックガイドのねこです。
春になりました。もうすぐご入園・ご入学されるお子さん向けに、おすすめの絵本や児童書をご紹介いたします。
我が家の子どもたちは中2・小4と大きくなりましたが、入園や入学でドキドキしていた小さなころを思い出しながら書きました。
入園入学直前の子どもたちは、新しい保育園、幼稚園や小学校に、期待と不安でいっぱいだと思います。
この特集で、園や小学校が楽しみになると良いなと願っています。
※おまけの採点は、★3段階評価です。
『コロちゃんのがっこう』エリック・ヒル
コロちゃんが初めて保育園に行く日のお話です。(表記は『がっこう』ですが、保育園に近い設定です。)
コロちゃんが自由気ままに保育園を楽しんでいる様子が微笑ましくて。
各ページのしかけをめくるのが楽しく、長男はこのシリーズが大好きでした。
文字がとても大きいので、1・2歳から読めます。保育園に入園される小さいお子さんへのおすすめ度 ★★★
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『こぶたほいくえん』中川 李枝子 (著), 山脇 百合子 (イラスト)
『ぐりとぐら』シリーズの作者、中川 李枝子さん・山脇 百合子さんによる絵本です。
いたずら好きで元気いっぱいの3びきのこぶたが、保育園に入園するお話。字も大きいので、小さなお子さんにもおすすめ。
シンプルなストーリーとかわいいイラストに、読んでいる親の私が癒されます。
後半、保育園の周辺を俯瞰で描いた全体図が牧歌的で、ほのぼの度 ★★★
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『ようちえんのはる・なつ・あき・ふゆ』おか しゅうぞう (著), ふじた ひおこ (イラスト)
入園式・遠足・お芋掘りなどの幼稚園の行事が、4月から3月まで順に、見開き2ページずつ紹介されています。
次男は、新しい行事に緊張するタイプでした。
行事の内容は各園で多少違うと思いますが、息子の幼稚園は、絵本と似た行事があり、事前に読んでおくと様子が分かり安心できました。
同シリーズ『ようちえんのいちにち』もおすすめです。
行事の説明に気を取られ、主役の子どもたちのキャラクターが頭に入ってこない度 ★★★
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『つんつくせんせい どうぶつえんにいく』たかどのほうこ
『つんつくせんせい』シリーズは、うちの子どもたちが大好きでした。今も、この特集を書いている横で、「つんつくせんせいは、面白かったな〜」と言っています。
入園をテーマにした絵本ではありませんが、「つんつくえん」のお話を読んでいると「幼稚園・保育園って楽しいところなのかな」と明るく楽しい気持ちになれます。
つんつくせんせいの大人げなさ(そこが魅力!) ★★★
『わたし ようちえんに いくの』ローレンス アンホールト (著), キャスリーン アンホールト (イラスト)
幼稚園に入園することになった女の子のお話。
入園の不安、お母さんと離れる寂しさ、園での楽しい遊び、初めてお友達ができた嬉しさなど、共感することばかりです。
外国の絵本だけど、幼稚園生の気持ちは世界共通なのだなぁという感慨深さ ★★★
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ブックガイド:『まねびBOOKS』ねこ
『1ねん1くみの1にち』川島 敏生
新1年生に贈るイチオシ写真絵本です。実際の小学校の1年の教室の、朝8:15の登校時から14:50の下校時までの写真に、先生や生徒のセリフが、マンガのような吹き出しで付いています。
どこの小学校も、教室内のルールや備品、時間割は似ていると思います。この絵本を読むと、小学校内部の様子や一日の流れが頭に入るので、小学校生活にスムーズに慣れていけると思います。
最後の、夜20:49の学校のページのホラー度 ★
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『いちねんせいのがっこうたんけん』おか しゅうぞう (著), ふじた ひおこ (イラスト)
小学2年生に進級すると、お兄さんお姉さんとして、新1年生の学校案内をします。この絵本は、その学校たんけんの様子を描いています。
うちでは、次男が2年に進級したころに、「新しく入ってきた1年生に親切にしてあげてね」と話しながら読んだ記憶があります。
学校たんけんは、入学後まもなく行われるので、新1年生にもおすすめです。
同シリーズ『いちねんせいのいちにち』『いちねんせいのはる・なつ・あき・ふゆ』も合わせて読んでみてください
1年生も2年生もキラキラしてて、可愛らしさ ★★★
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『ちびまる子ちゃんのあんぜんえほん〈1〉ルールをまもろう!こうつうあんぜん』
さくら ももこ (著), 山中 龍宏 (監修)
小学生になると、子どもだけで登下校したり、自転車で出かけたり、ひとりでお留守番することもあり、いっきに行動範囲が広がります。
道を歩くときのルールや、自転車に乗るときの心がまえ、道で知らない人に誘われた時や迷子になった時はどうしたらいいのか。親として伝えておきたいことが、たくさんありますよね。
「あんぜんえほん」シリーズでは、これらを、マンガでわかりやすく説明してくれ、まるちゃんと一緒に考えることができます。
『ゆうかい・まいご』に登場する誘拐犯が怪しすぎて笑える度 ★★★
※『〈1〉こうつうあんぜん』のほか、『〈2〉ゆうかい・まいご』『〈3〉けが・やけど』『〈4〉じしん・かじ』の全4作あります。『〈2〉きをつけよう!ゆうかい・まいご』は、2022年2月現在、品切れ中です。
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『大きい1年生と 小さな2年生』古田 足日 (著), 中山 正美 (イラスト)
体は大きいけれど弱虫の小学1年生の男の子まさやが、少しづつ成長し、たくましくなっていく物語です。
子どもだけで普段より遠い場所に遊びに行くワクワク感、意地悪な上級生の存在、お母さんと喧嘩して家出など、多くの小学生が体験する出来事がつまっていて、読み応えがあります。
『いやいやえん』と同じく、絵本から少し長い物語への切り替えの1冊としても、おすすめです。
最初に載っている、まさやの家の周りの地図を何回も見る度 ★★★
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『いやいやえん』中川 李枝子 (著), 大村 百合子 (イラスト)
保育園を舞台にした児童書ですが、私は、あえて小学生におすすめしたいです。
保育園・幼稚園生が読むと、こわいと感じるかもしれない箇所がありますが、園を卒業した小学生なら、心に余裕を持って楽しめると思うからです。
絵本から文字だけの本への切り替えの1冊としても、おすすめ度 ★★★
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『どろぼうがっこう』かこさとし
かこさとしさんの絵本は、どれもおもしろくて、よく読んでいましたが、なかでも『どろぼうがっこう』は特にお気に入りでした。
小学校入学をテーマにした本ではありませんが、「学校って楽しそうだな〜」と思えてきます。
泥棒なのに、なんだか間が抜けてて憎めない度 ★★★
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ブックガイド:『てくてく書店』きいす
『コんガらガっち どっちにすすむ?の本』ユーフラテス
文房具などを使ってゴールまでボールを転がしていく「ピタゴラスイッチ」。
20年近く放映されている人気のピタゴラスイッチを手掛けるユーフラテスの絵本がこちら。面白くないはずがありません!
コんガらガっちのキャラクター"いぐら"と一緒に道を選んでゆびでたどると、ひとりずつ違ったお話ができあがります。
自分で道を選ぶから、絵本を通して主体的に行動する楽しさを味わえます。
普段本を読まない子も、本が好きな子も、みんな夢中になるテッパンの絵本!
「あたまがコんガらガっち劇場」も面白いですがこちらは四コマ漫画ですのでお間違いのないようご注意ください。
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『おしりたんてい』トロル
『おしりたんてい』というインパクトのある名前をはじめて聞くと、どんな内容なのか想像が付かないと思いますが、絵探しやクイズを楽しみながら読み進めるほのぼのとした絵本です。
普段はクールなおしりたんていの、犯人を追い詰めたときに繰り出す必殺技に子どもたちは大笑い!
幼稚園や保育園で、みんなと一緒に食べるお弁当の時間を楽しみにしている子も多いと思いますので、今回はおしりたんていシリーズから『ププッ きえたおべんとうのなぞ』を選びました。
『おしりたんてい』は、A4変形判の絵本とA5判の児童書があります。
入園のお祝いでしたら絵本のほうをおすすめします。ご購入の際はサイズをご確認ください。
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『バムとケロのおかいもの』島田ゆか
何とも言えない独特の表情のキャラクターたちが登場する「バムとケロ」シリーズ。これまでに5冊が発売されていますが、はじめて読むなら一番人気の「バムとケロのおかいもの」がおすすめ。
バムやケロたちと一緒にお買い物をしているような楽しさが詰まっています。
ケロちゃんが落書きしていたり、壁にソレちゃんの絵が貼っていたりと、本文には関係のないイラストがたくさん詰まっているのも、このシリーズの魅力のひとつ!
それぞれのキャラクターがどんな動きをしているのか、まるで絵探し絵本のように隅々までじっくり見て楽しんでくださいね。
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『ぼくのにせものをつくるには』ヨシタケシンスケ
おてつだいロボットを買って自分のニセモノになってもらおうとする、主人公の"ぼく"。
あなたのことをくわしく教えてほしいとロボットに言われて、ぼくは自分の特徴を考えます。
例えば、ぼくは『できることとできないことがある』
できること「みえない敵とたたかう」…/ できないこと「コチョコチョされてもガマンする」…など、自分はどうなんだろうと考えたり、親子で話すきっかけになりますね。
『小学生が選ぶ!“こどもの本”総選挙』でも、数冊が上位にランクインしているヨシタケシンスケさん。
小学生になると自己紹介をする場面が増えますので、今回はこの絵本をおすすめに選びました。
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ブックガイド:『てくてく書店』きいす
『こどもかんじじてん』
小学校ではじめに学習するのはひらがなとカタカナですが、それらを学習したあとはすぐに漢字の学習が始まります。(早い!)
宿題の定番と言えば漢字の書き取りなのですが、その漢字を知ったばかりの子にとってハードルが高いのは「その漢字を使った文を書くこと」。
そんなときは、こどもかんじじてんに載ってる例文をそのまま写しちゃいましょう。
一文字毎にイラストが載っていたり、その漢字にまつわる豆知識が載っていたりして、ラクをしているようでいてちゃっかりプラスの勉強になるんですよね。
ひらがなカタカナは入学前に園や家庭でひと通り学んでいる場合も多いので、お祝いにはかんじじてんがおすすめです。
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『つぎ、なにをよむ?1・2年生』秋山朋恵(編集)中垣ゆたか(イラスト)
小学校でひらがなカタカナを習ったら、絵本の読み聞かせではなく自分で本を読みはじめる子もいるのではないでしょうか。
自分で見つけた本が面白かった!本を選ぶのって楽しい!そうして本との出会いを喜びに変えていけると最高ですね。
そんな本との出会いをサポートしてくれるのがこの一冊。
「しりとり/クイズ すきなあそびはどっち?」「かえりみち/こうてい どっちがすき?」このような質問に答えてチャートを進めていくと、面白そうな本をたくさんおすすめしてくれます。
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『さわって学べる算数図鑑』朝倉仁
子どもに人気の窓を開くタイプの図鑑。表紙も中身もカラフルでプレゼントにもぴったり。
おしゃれな本は飾るだけ??いえいえ、開いたり閉じたり眺めたりするだけで自然に図形や分数の概念が身に付く 実用的な本なのです!
紙が厚くてしかけがたくさん詰まっているため全18ページとページ数は少なめですが、低学年では「10をつくろう」「形いろいろ」、高学年では「立体組み立て」「分数であそぼう」など、小学校6年間を通して何度も触って確かめたい、意外に長く活躍する一冊です。
窓を開くしかけは小さい子も大好き!破られて兄弟喧嘩にならないよう、弟や妹がいる場合はお昼寝中にこっそり読むのが良いかもしれませんね。
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たのしい!かがくのふしぎ『なぜ?どうして?1年生』村山哲哉(監修)
この本の"プレゼントおすすめポイント"
その1 タイトルに『1年生』の文字が入っている
小学校入学を控えた子どもは「小学生」「1年生」という響きが誇らしく思えるようです。"おめでとう!楽しみだね!"の気持ちを込めて贈れば、きっと喜んでもらえるのではないでしょうか。
その2 イラストたっぷりで短めの文章!だけど"大人も答えられないようなこと"が載っている
「ねぇ、どうして消しゴムで文字が消えるか知ってる?」と誇らしげに知識を披露してくれることがあるかもしれません。
そんなとき、「よくそんな難しいこと知ってるね~!」と大人が感心すると、子どもの知的好奇心が高まりそう!
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ブックガイド:『まねびBOOKS』かすみ
こんにちは、『まねびBOOKS』ブックガイドのかすみです。
以前、地域の子ども会の役員をしていた頃、入学・進級のお祝いとしてさまざまな文房具や学用品を贈っていました。
その経験を活かし、『入園・入学お祝いおすすめグッズ』として、絶対外さない自信がある文房具とすごく使い勝手の良いアイテムのご紹介です。
🌸いくらもらっても嬉しい『名入れ鉛筆』『名入れ赤青鉛筆』
どちらもポイントは『名入れ』です。
鉛筆などは消耗品。しかも低学年で使用する2Bの鉛筆の芯は濃く柔らかいため、とにかく消費が速い。
けれど、鉛筆は名前を書きにくいし、シールも貼りにくいんです。
だから絶対に『名入れ』がおススメなのですが、名入れって便利なのにわざわざ注文するのが面倒で意外と自分ではなかなか買わないもの。
いくらあっても嬉しい『名入れ鉛筆』のプレゼント、本当におススメです。
🌸手をふさがない『肩掛けレッスンバッグ』
イマドキの小学生は荷物がいっぱい。
最近では、ランドセルには重たいアイパッドが入るようになった学校も多いのではないでしょうか?
ランドセルに荷物が入りきらなければレッスンバッグを持つしかない・・・
そこでおススメしたいのがこの『肩掛けレッスンバッグ』
慣れないランドセルに新入生はヨタヨタ転ぶことも多いので、とにかく手をふさがず転んでもサッと手が出るようにしておくことが必要です。
マチがあってたくさん入るところも魅力的ですね。
🌸お忙しい朝でも慌てない『お名前シール』
入園・入学の必須アイテムと言えば『お名前シール』。
ご自身でも用意されている場合が多いのですが、こちらのシールはアイロンいらず!という激押しポイントがあるんです。
名前シールを貼ることって意外と朝が多い・・・
「あ!!新しいハンカチに名前!!」
気づいたら慌てず一瞬で「ペタッ」と貼って指で「グイグイ」と押すだけ。
これが本当に便利なのです。
デザインもたくさんあって選ぶだけでも楽しいので覗いてみてください。
ブックガイド
まねびBOOKS ねこ
中学生・小学生の二児の母。子どもの絵本や児童書、参考書を読むのが好きです。こたつで丸くなり、本を読みながら寝るのが幸せ。
まねしたい学習方法やおすすめの参考書を共有するマガジン「まねび茶屋」をnoteでかすみさんと共同運営しています。
てくてく書店 きいす
学習まんがを中心に、楽しく読んで学びにつながる本をご紹介します。
本が好きな子どもたちの母。『たんけん!本のまち』代表。
まねびBOOKS かすみ
中学生・小学生の二児の母。子どもが生まれるまでは教育業界に身を置いていたので、いまでも面白い教育本や学習マンガを探すのが趣味です。
まねしたい学習方法やおすすめの参考書を共有するマガジン「まねび茶屋」をnoteでねこさんと共同運営しています。
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