ふみきりくん
「たんけん!本のまち」とは
子育て中の親たちが、新しい本との出会いにつながるような特集や、おすすめしたい子どもの本の感想をご紹介しています
あらすじ・感想・おすすめポイント
ふみきりくん
作:えのもと えつこ
絵:鎌田 歩
出版社:福音館書店
乗り物好きの園児に!ふみきりくんの仕事っぷりを見て!
乗り物が好きな男の子って多いですよね。
うちの息子も大の乗り物好き。
ブロックや粘土でも車や電車を作ってます、笑
そんな2歳の息子がはまっている絵本『ふみきりくん』。
車と電車がどちらも登場するので、食いつきがいいですよ♪
どんな絵本?
ふみきりくんの朝から晩までの仕事を追っている絵本です。
「かん、かん、かん、かん!」
「おまたせしました、おとおりくださーい!」
遮断機を下ろして道路の安全を守るふみきりくんが、かっこいいのです。
赤い目玉をぴかぴかさせ、はりきって仕事をするふみきりくん。
ちょっと怖そうなトラックがスピードを上げて突っ込んできても、ひるまずに毅然と遮断機を下ろすふみきりくんを見てやってください。
あんぜんだいいち!かん、かん、かん、かん!
「とまれ! とまれ!」
立派!!
線路を守る自分の仕事にプライドを持っているのが伝わってきます。
夜、最後の電車を見送って、ふみきりくんが目を閉じるとき、「今日もお疲れさま」と言いたくなりますよ。
こんな楽しみ方も!
息子には、ふみきりくんがとてもかっこよく見えるようで。
我が家では親子でこの絵本の小芝居をして遊んでいます。
母 (トラック役)
「おくれる、おくれるー!いそげ、いそげー!」
息子(ふみきり役)
「あんぜんだいいち!かんかんかんかん!とまれ、とまれー!」
(ふみきりくんを演じ切った後は、一仕事終えたように息子はごきげんになります、笑)
絵本の最後は夜になるので、寝かしつけ前に読むのもオススメです。
我が家では「ふみきりくんも寝たから寝ようね」と言って一緒に眠っていますよ。
トミカやプラレールが大好きな子に、ぜひ読んでみてくださいね♪
この記事を書いたブックガイド
ことり絵本堂 笹原ゆう
3歳の息子と小学生の娘の母。
家のソファや階段に腰かけて、子どもと絵本を読む時間が好き。
お気に入りの絵本や気付きのあった絵本を中心にご紹介しています。