クリスマスにおすすめ絵本と映画【2022年版】
「たんけん!本のまち」とは
子育て中の親たちが、新しい本との出会いにつながるような特集や、おすすめしたい子どもの本の感想をご紹介しています
もうすぐクリスマス。子どもにとっても大人にとっても、楽しみな季節ですね。
「サンタさんってどんな人なの?」「クリスマスってどうしてキラキラした飾り付けをするの?」小さいお子さんのいるご家庭では、こういった質問をされたことがあるのではないでしょうか。
親子で一緒にクリスマスの絵本を読んだり映画を観たりして、わくわくした気持ちでクリスマスを迎えたいですね。
もうひとつおすすめなのは、クリスマスのお話の絵本をインテリアの一部として飾ること。
クリスマスの絵本って、ずっと眺めていたくなるものが多いですよね。本棚にしまっておくのはもったいないです!素敵な表紙がよく見えるように飾るとクリスマスムードが盛り上がりますよ。
2022年度のクリスマスにおすすめの絵本&映画特集は、『ファミリーライブラリー』メンバーシップの皆さんにもご協力いたさきました。
プレゼント、大掃除、年末年始の準備と忙しいお父さん・お母さんの絵本選びの参考になれば幸いです。
せかいいちしあわせなクマのぬいぐるみ
文: サム・マクブラットニィ
絵: サム・アッシャー
訳: 吉上 恭太
出版社: 徳間書店
クマのぬいぐるみと、その持ち主の女の子のお話です。
ディズニー映画『トイ・ストーリー』とテーマや設定が似ていて、子どもにとって、親しみやすい内容だと思います。
『トイ・ストーリー』のような派手さはないけれど、落ち着いたタッチの絵と心温まるお話がよく合っていて、クリスマス絵本らしいオーソドックスな良さがあります。
最後のオチがなんとなく予想できるが、安心して読める幸せ度 ★★★
【ガイド:まねびBOOKS ねこ】
の
著:junaida
出版社:福音館書店
『の』は、クリスマス絵本ではありません。むしろ春の始まりを感じさせる読後感があります。
ですが、女の子の洋服の色が赤と緑でクリスマスらしいこと、本の装丁がとても美しく、手元に置いて幻想的な絵を何度も眺めていたくなることから、クリスマスプレゼントにおすすめです。
絵の美しさだけでなく、本文と内容の面白さも ★★★
【ガイド:まねびBOOKS ねこ】
アンパンマンのサンタクロース
著:やなせたかし
出版社:フレーベル館
傷ついたくまのサンタを助けたアンパンマンが、サンタクロースの代わりをするお話。
しょくぱんマン、カレーパンマンも手伝って、夜の街にプレゼントを届けます。
どこか懐かしさを感じる絵とほのぼのとしたストーリーが楽しく、小さかった娘に何度も「読んで!」とせがまれました。
いつもの「元気100倍アンパンマン!」という感じはあまりなく、ちょっと抜けた感じのお茶目なアンパンマンが主役です。
アンパンマン全盛期のお子さんのいる家庭におすすめしたい一冊です。
【ガイド:ことり絵本堂 笹原ゆう】
ノンタン!サンタクロースだよ
著:キヨノサチコ
出版社:偕成社
クリスマスに赤い自動車が欲しいノンタン。
サンタさんにたのみにいくと、
「わしゃ うさぎサンタだから、ノンタンのプレゼントはもってないよ」
「ノンタンのプレゼントは、ねこサンタがもってくるよ」
ねこサンタに会えないノンタンは木のふもとで眠ってしまって・・というお話。
様々な動物サンタが夜空を駆け巡るページがとても楽しく、子どもと「あっコアラサンタ!」「リスサンタ!」「ミツバチサンタまで!」と盛り上がっていました。
クリスマス前夜のソワソワ、当日の嬉しさ、「毎日がクリスマスだといいなあ」という最後の一言。クリスマス前に何度も読みたくなります。
【ガイド:ことり絵本堂 笹原ゆう】
100にんのサンタクロース
文・絵:谷口智則
出版社:文溪堂
『ここは100にんのサンタクロースがすむまち。
100にん いろんなサンタがいるんだ』
ページを開くと、カラフルで個性的なサンタ達がわいのわいの。
プレゼントを配るおうちの地図を作ったり、クリスマスツリーを育てたり、雪を降らせる練習をしたりしています。
いよいよクリスマスを迎え、大仕事を終えると、ここからはサンタたちのお楽しみ、クリスマスパーティー!
100人のサンタをとりまく世界がとにかくかわいくて、クリスマス気分が盛り上がりますよ♪
子どもはもちろん、大人にもおすすめです。
【ガイド:ことり絵本堂 笹原ゆう】
はりねずみのルーチカ 星のうまれた夜
作:かんのゆうこ
絵:北見葉胡
出版社:講談社
はりねずみのルーチカが住むフェリエの国では昨年までは夜空にあるのは月だけで星はひとつも輝いていませんでした。
この本はフェリエの国に星空がうまれるまでのある冬の物語。
絵本ではなく小学校低学年向けの児童書になりますが、夜空にキラキラを浮かべてみんなを喜ばせたいルーチカの気持ちやクリスマスを迎えるフェリエの情景が描かれていて楽しく読めます。
随所にある挿絵も素敵で、クリスマスならではの心温まるストーリーに癒されますよ。
【ガイド:ことり絵本堂 笹原ゆう】
サンタクロース
1985年公開
監督:ヤノット・シュワルツ
映像がとにかくキラキラで温かい雰囲気で、サンタクロースが本当にいるとかいないとかもうかまわなくなるような高揚した気分になっちゃいます。
木のおもちゃもとっても可愛い。色合いも、昔の映像っぽいキラキラもとっても可愛いです。
特に幼いお子さんがいらしたらオススメです。
(私が観たのは中学生でしたが、すごく気に入ってサントラまで持っていたものでした)
【ガイド:かわせみ かせみ】
サンタクロースになった少年
2007年公開
監督:ヨハ・ウリオキ
こちらは少し大人向けかもしれません。
幼いお子さんでもストーリー的には充分楽しめますが、全体的に少し地味かな。
でもリアリティもあるし、色合いも華やかではないの
ですが、その素朴さに景色の美しさを感じます。
【ガイド:かわせみ かせみ】
ポーラー・エクスプレス
2004年
監督:クリス・ヴァン・オールズバーグ
クリスマスの時期になると毎年必ずこの映画を見ます。
1985年に絵本が出版され、2004年に映画が公開されたようです。 僕と同い年の物語なのですね。いま知りました。
春を迎えるまでに、子どもたちは30回くらいは観てます。 子どもを夢中にさせる何かがある映画なのだと思います。
【ガイド:雅樹(かつお)】
ブックガイド
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