めんどくさがりなきみのための文章教室
あらすじ・感想・おすすめポイント
『たんけん!本のまち』とは
子育て中の親たちが、新しい本との出会いにつながるような特集や、おすすめしたい子どもの本の感想をご紹介しています。
めんどくさがりなきみのための文章教室
著:はやみねかおる
出版社:飛鳥新社
この本を読んで娘が小説を書き始めた!いますぐ文章を書きたくなる本。
この本との出会い
小学校高学年以上の読書好きなお子さんに大人気の児童書「都会(まち)のトム&ソーヤ」(はやみねかおるさん著)が大好きな娘。
はやみねかおるさんの大ファンで、将来の夢のひとつが小説家(その他にはゲームのシナリオライター、イラストレーターも…)でもある娘が、「はやみねかおる初の実用書!だれでも文章が上達する方法を、ぽっちゃり猫が小説形式で楽しく教えます。」と書かれた、子ども新聞の広告を見て大興奮!
そのあとすぐに購入したのは言うまでもありません。
おすすめポイント
作文の時間になると鉛筆が止まるタイプなのに作家になりたいという野望を持っている中学2年生の文岡健と、猫のマ・ダナイとの会話をベースに、ページを読み進めます。
単なる文章の書き方の本ではなく、おもしろい児童書を読んでいるうちにいつの間にか書き方のコツも手に入れることができます!
はやみねかおるさんの文章の魅力ももちろんのこと、私がおすすめしたいのはこの本の装丁(各ページのデザイン)。
書いてる内容は実践的なのですが、文岡健とマ・ダナイの会話形式のページあり、手書きのメモのようなページあり、とにかく読者を最後の1ページまで飽きさせずに読ませる本なんです。
私はオールカラーの本をいつも推してるのですが、この本はサーモンピンクと紺色の2色刷り。…なのですが、この2色をうまーーーく使って、オールカラー以上にワクワク感が演出されています。
文章力を上げたい小中学生だけでなく、仕事や趣味で文章を書く機会のある大人にもおすすめしたい一冊です。
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このガイドを書いた人
学習まんがを中心に、楽しく読んで学びにつながる本をご紹介します。
本が好きな子どもたちの母。『たんけん!本のまち』代表。