おててがでたよ

あらすじ・感想・おすすめポイント

『たんけん!本のまち』とは

子育て中の親たちが、新しい本との出会いにつながるような特集や、おすすめしたい子どもの本の感想をご紹介しています。

おおててがでたよ

作:林 明子
出版社:福音館書店

created by Rinker
株式会社 福音館書店
¥880 (2024/03/29 07:32:15時点 Amazon調べ-詳細)

子どもの「ひとり着替え」がかわいい!思わず微笑んでしまう絵本「おててがでたよ」

小さい子どもの動きって、面白いですよね。

できるようになる前段階が、究極にかわいい。

飛べてないジャンプ、いびつなピースサイン、言い間違い、そういうのがたまらない!

今回は小さい子が頑張って一人でお着替えをする絵本
「おててがでたよ」をご紹介します。

どんな絵本?

小さい男の子があたまから服をかぶって、もぞもぞもぞ。
「あれあれあれ、なんにもみえない。」

おててはどこかな、 あたまはどこかな、と探して
一人で頑張ってお着替えをするシンプルな絵本です。

服からおててやあんよが出るときの
「ぱっ」「ぬうー」「すぽん」などの擬音語も楽しい!

繰り返し読むと「あたま」「おてて」「おかお」「あんよ」など体の部位も自然に覚えられるメリットも。
シンプルでわかりやすい絵本なので、0歳からの読み聞かせにおすすめです。

自分でできた!」嬉しさが詰まった本!

うまくできなくて、もがく様子。
自分でできて、ちょっと誇らしげな表情。
絵本の男の子を見ていると、いつのまにか微笑んでしまいます。

実生活では、子どもの動作を優しく見守ることって意外と難しかったりしませんか。
「早く!」って急かしたり、自分でやろうとしてるのについ手を出してしまったり。
私はよくやってしまいます😅

この絵本を読むと、子どもが自分で気づいてやり遂げる場面を大人が奪わないようにしたいなと気づかされます。

「早く」も「ちゃんと」も諦めて子どもの動きを観察してみると、
あぁ、こうしたくて頑張ってるんだな、とか
こんなに全力でできるって見習いたいな、とか
大人が子どもから教えてもらうことも多いですよね。

子どもの食いつきもよく、親もやさしい気持ちになれるおすすめの1冊。
小さな子どものいるパパママは、子どもと一緒に読んでみてくださいね。

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株式会社 福音館書店
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この記事を書いたブックガイド

ことり絵本堂 笹原ゆう

3歳の息子と小学生の娘の母。
家のソファや階段に腰かけて、子どもと絵本を読む時間が好き。
お気に入りの絵本や気付きのあった絵本を中心にご紹介しています。