だめよ、デイビッド!
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子育て中の親たちが、新しい本との出会いにつながるような特集や、おすすめしたい子どもの本の感想をご紹介しています
あらすじ・感想・おすすめポイント
だめよ、デイビッド!
著:デイビッド・シャノン
翻訳:小川 仁央
出版社: 評論社
「それはダメー!!」ってことばかり!やんちゃな子どもと読みたい絵本「だめよ、デイビッド!」
子どもといると、いつも想定外のことが起きますよね。
我が家にもやんちゃな3歳男児がいるので、なかなか手強い毎日を過ごしています。
なんでいつもこんなに、やらかしてくれるんだ!
そんな折、親子で読んで大爆笑したこの絵本。
何度読んでも面白くて、息子の大のお気に入りです。
どんな絵本?
『デイビッドのママはいつも言う。
「だめよ、デイビッド!」って。』
それもそのはず。
やんちゃ坊主デイビッドのとどまることを知らない「やらかしっぷり」は見ているこっちもヒヤヒヤもの。
泥だらけのまま家に入って汚したり、
お風呂で豪快に遊んで水浸しにしたり、
裸のまま外に飛び出したり、
フライパンを楽器にして騒いだり。
本当に「騒ぐ!」「散らかす!」「壊す!」のオンパレード😅
でもそんなデイビッドだからこそ、見ているぶんには最高に面白いのです。
イライラがすっ飛んで愛しさが増す絵本
悪戯ばかりのデイビッドに怒ってばかりの母。
子育て中のママパパは、読むと「わかる!」と共感してしまうはず。
「あっ、危ない!」「それしちゃダメ!!」
「いい加減にして!!」
そんなことばかり言う自分にも、怒ってもすぐにやめない我が子にもイライラが募ること、ありますよね。
でもこの絵本を読むと、やんちゃ坊主のデイビッドが愛おしく思えてくるから不思議です。
デイビッドの「やらかし具合」が半端ないので、ある意味、我が子がマシに思えるかも!
デイビッドを見ていると、子どもってパワーの塊なんだなと気づかされます。
好きなことに全力で夢中になって、周りなんか気にしない。
そんな子ども達に振り回される日々も、きっと一時なんですよね。
一歩下がって日常を見ると、子どもとの毎日はこんなに面白い!
カオスな日常がなんだか愛しくなります。
子どもウケもバッチリ!
そして何よりこの絵本、子どもウケが最高にいいんです!
我が家では3歳の息子はもちろん、10歳の娘も「何この本、面白い!」と読んでケラケラ笑っています。
絵本の最後は、デイビッドはママの腕の中。
さんざん怒られた後の、
「デイビッド、こっちにおいで」
「デイビッド、だいすきよ」
が心に沁みて、親子でほっこり☺️
読んで笑った後は、気持ちが軽くなって元気が出ますよ!
スカッと笑いたい時に、ぜひ親子で読んでみてくださいね。
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この記事を書いたブックガイド
ことり絵本堂 笹原ゆう
3歳の息子と小学生の娘の母。
家のソファや階段に腰かけて、子どもと絵本を読む時間が好き。
お気に入りの絵本や気付きのあった絵本を中心にご紹介しています。
子どもが0歳のときにこの本を読みました。
大変そうだなぁと他人事のように眺めてましたが、子どもが成長してデイビッド化し自分事となり、まさに絵本のような毎日を過ごしています。
最後の1ページのように毎日を締めくくりたいですね。
コメントありがとうございます!
子どもがまだ赤ちゃんの頃にこの本を読んだら、たしかにうわぁと思いますよね。
今成長してやんちゃ盛り、「デイビッド化」の表現に笑っちゃいました。
大変な毎日ですが、過ぎてしまえばきっと笑い話。
なるべく心穏やかに、寄り添っていきたいですね。
最後の1ページがなかったら
出生率下がりそうな本ですよね。
最後の最後で
すべてをチャラにできる
こどもはホントに愛らしくてズルい🖤
すせりぴめさん、コメントありがとうございます!
たしかにこんな悪戯ばかり見せられたら
出生率下がりそうですね🤣
でも実際は憎らしくてもかわいいし、
大人もなんだかんだ許せちゃったりしますよね。
子どもはほんとずるい、に共感です。