いちご
あらすじ・感想・おすすめポイント
『たんけん!本のまち』とは
子育て中の親たちが、新しい本との出会いにつながるような特集や、おすすめしたい子どもの本の感想をご紹介しています。
いちご
作:平山 和子
出版社: 福音館書店
赤くなったいちごを親子でパクリ!いちごの絵本で春を楽しもう!
いちごが美味しい季節になりましたね。
真っ赤ないちごが店頭に並んでいると、春が来たと嬉しくなります。
デザートにいちごがあると幸せを感じちゃう
小さな子がいるご家庭には、平山和子さんのロングセラー、『いちご』の絵本がオススメです。
冬の時期のいちごを知ると、いちごがもっと身近に愛おしく感じるはず。
どんな絵本?
いちごがまだ実をつける前の、雪に埋もれる葉っぱのうちから、いちごの成長過程を追っている絵本です。
「はやくあたたかくならないかな」
「あたたかくなったよ。いちごはまだ?」
少しずつ、いちごの葉っぱが茂って、白い花を咲かせて。
小さないちごの実がなって、実が大きくなって。
赤くなって、あまくなって。
「まだかな、まだかな」とページをめくって、いちごの成長を子どもと見守るのが楽しい!
赤くなって甘くなったいちごがついに食べ頃!!
いちごが一斉に「さあどうぞ」と語りかけてきますよ。
親子でいちごをパクリ!
赤くなったいちごがいっぱいのページを開くと、我が家では息子お待ちかねのパクパクタイムが始まります。
いちご狩りを思い出しながら、絵本のいちごに親子で手を伸ばしてパクリ。
「おーいしーい!!」
かわいい盛りの子どもとのあま〜い時間が楽しめますよ♪
素朴で温かく、見慣れているようで発見がある、そんな絵本。
家族でいちご狩りを楽しむ前後に読めば、さらに盛り上がりますね!
いちごが美味しい季節に、絵本でもいちごを堪能してみてはいかがでしょうか。
この記事を書いたブックガイド
ことり絵本堂 笹原ゆう
3歳の息子と小学生の娘の母。
家のソファや階段に腰かけて、子どもと絵本を読む時間が好き。
お気に入りの絵本や気付きのあった絵本を中心にご紹介しています。