おつきさまこんばんは
あらすじ・感想・おすすめポイント
『たんけん!本のまち』とは
子育て中の親たちが、新しい本との出会いにつながるような特集や、おすすめしたい子どもの本の感想をご紹介しています。
おつきさまこんばんは
作:林 明子
出版社:福音館書店
保育園児にオススメ!寝る前の絵本「おつきさまこんばんは」
寝る前に絵本を読みたいけれど、長いと読むのが大変・・。
読み終わった後に「もう1回!」って言われたりしますよね、笑
我が家では寝る前の定番の絵本は『おつきさまこんばんは』。
まだ子供が話し始める前から読んでいて、とてもオススメなんです。
どんな絵本?
『よるになったよ。 ほら おそらがくらいくらい。
おや、やねのうえがあかるくなった。
おつきさまだ。』
暗い静かな夜空に、黄色に輝く真ん丸のお月さま。
雲に隠れて、また現れて、
『あーよかった おつきさまがわらってる。』
お月さまの表情がキュートで、親子で引き込まれてしまいます。
月を隠していた雲が離れるときに言うセリフがお気に入り。
『ごめん ごめん ちょっと おつきさまと おはなししてたんだ』
このセリフが頭に染み付いている息子は、謝るときには、
「ごめん ごめん ちょっと ・・・・してたんだ」
構文を使います、笑。
保育園児にはとくにオススメ!
この絵本、保育園児には特にいいなと思うのです。
まず、忙しい夜にちょうどいい短さ!
「絵本を読んであげたいけれど、もうこんな時間だし・・。」
大丈夫、この絵本はあっという間に読み終わります。
しかもお話がシンプルなので、すぐに暗唱できるようになるんです!
私は時間がないときは、絵本を開かずに添い寝で暗唱しています。
2歳の息子もすっかりフレーズを覚えてしまい、声を合わせてくれますよ。
そして何より、帰り道が楽しくなるんです♪
保育園のお迎えはちょうど月が見え始める時間になる人が多いのでは。
「あ、お月さまー!!」
子どもがお月さまを見つけてはしゃぐ姿を見ると、癒されますよ。
※ちなみにうちの息子は「おつきさま」が言いにくいらしく、「おつきまさ」と言います。「おつかれさま」は「おつかれまさ」になる、笑。
お月さまが身近になる 寝かしつけの定番の一冊、ぜひ読んでみてくださいね。
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この記事を書いたブックガイド
ことり絵本堂 笹原ゆう
3歳の息子と小学生の娘の母。
家のソファや階段に腰かけて、子どもと絵本を読む時間が好き。
お気に入りの絵本や気付きのあった絵本を中心にご紹介しています。