学校では教えてくれない大切なこと 6 友だち関係
あらすじ・感想・おすすめポイント
『たんけん!本のまち』とは
子育て中の親たちが、新しい本との出会いにつながるような特集や、おすすめしたい子どもの本の感想をご紹介しています。
学校では教えてくれない大切なこと 6 友だち関係 気持ちの伝え方
編・出版社: 旺文社
友だちとの悩み、思春期の悩みは このシリーズにおまかせ!
多くの子どもたちが長い時間を過ごす学校生活。
なるべくなら楽しい場所であってほしいですが、大なり小なり何かしら不安や悩みを抱えているのではないでしょうか。
順調に見える子でも、友達や先生に恵まれている子でも。
大人だって悩みがひとつもない人なんていないのと同じように。
そういう思いを抱えて、乗り越えたり受け容れたりして成長していくのだから、無理に悩みをなくすようにと考える必要はないかもしれない。
けれど、「つまらない」と思いながら長い時間を過ごすより、できることなら「楽しい」と思える時間が少しでも増えてほしいですよね。
学校が楽しくなるために親が手助けできることは本当に少ないけれど、そのひとつが、学ぶことを好きになるきっかけ作りだと思います。
「知ってる言葉が出てきた!」とか「先生の話が理解できた!」とか。
好きな教科があるのも嬉しいですよね。
ただ、計算や漢字の学習より、友達関係や自分の心の方がよほど複雑で難しいことではないでしょうか。
「考え方の違い」「自信をつける」「アンガーマネジメント」そういったことも、学習マンガを大いに頼っています。
おすすめポイント
全ページがギャグマンガ調のイラストとなっています。文字だけのページは一切ありません。
説教じみてなくて、ゲラゲラ笑いながら読めるところがこの本のおすすめポイント。
自分の心と向き合うのって、ちょっと面倒だったり、ちょっとしんどかったりしますよね。だからこそ、「楽しく読める」が、絶対条件だと私は思ってます。
「学校では教えてくれない大切なこと」シリーズは、「友だち関係・気持ちの伝え方」「友だち関係・自分と仲良く」の他にも、「自信の育て方」「勉強が好きになる」「整理整頓」など、我が家にはたくさん揃っています。
どれも面白さは折り紙付きですので、気になったテーマを手に取ってみてくださいね。
このガイドを書いた人
学習まんがを中心に、楽しく読んで学びにつながる本をご紹介します。
本が好きな子どもたちの母。『たんけん!本のまち』代表。