サイエンスコナン 忍者の不思議

あらすじ・感想・おすすめポイント

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サイエンスコナン 忍者の不思議

原作:青山剛昌  
監:川村康文
構成:田端広英 
出版社:小学館

忍者になって科学の世界を駆け巡ろう

名探偵コナンの実験・観察ファイルサイエンスコナンシリーズのシリーズの『忍者の不思議』。「忍者」と「サイエンス」が密接な関係を読み解くことでいつの間にか「サイエンス」の世界を堪能できる本です。

忍者を語る上でサイエンスは欠かせないのね。例えば、忍者が最も活躍したと言われる戦国時代。ヨーロッパから伝わったばかりの火薬をいち早く取り入れ、さまざまな忍具に活用したって書いてあるけれど、これ、アニメの火薬玉を投げ込んで煙幕を作ったりするシーンのことだわ。

他にも、薬草から薬を作る方法や毒薬の秘密、見知らぬ土地の潜入しても迷わない手作り方位磁石の作り方など、イラストも見やすくどんどん読み進めていけます。

息子が小学校4年生の頃に購入したのですが、中学生になった今でも「コレ、今読んでも面白いんだよね!」と言っています。

「この水渇丸ってさ、1日3粒食べるだけで45日間水を飲まなくてものどが渇かないってマジすごくない?」

確かにそれはすごい・・・材料を見ると、梅肉や氷砂糖、薬草のヤマスゲ。どうやら唾液の分泌が促される効果があるようです。(食べたくはないけれど)

また、忍者と言えば「盗み聞き」。小さな音を聞きやすくする「聞き筒」という忍具は現代でいうところの「パラボラ集音器」。ここでは音とは何か、パラボラの仕組みなどまさに中学生が学ぶ理科の内容に触れています。

忍者を通して「サイエンス」を楽しめる1冊です。この本があれば「忍者ごっこ」も格段にレベルアップ間違いなしです!

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このガイドを書いた人

まねびBOOKS かすみ

中学生・小学生の二児の母。子どもが生まれるまでは教育業界に身を置いていたので、いまでも面白い教育本や学習マンガを探すのが趣味です。
まねしたい学習方法やおすすめの参考書を共有するマガジン「まねび茶屋」をnoteでねこさんと共同運営しています。