「生き物」に夢中な5歳の子どもの本棚

「たんけん!本のまち」とは

子育て中の親たちが、新しい本との出会いにつながるような特集や、おすすめしたい子どもの本の感想をご紹介しています

〇〇に夢中なこどもの本棚

子どもたち一人ひとりの『好き』の形が違うように、それぞれの本棚にも子どもが夢中になったものの歴史が表れると思いませんか?

メンバーシップ“ファミリーライブラリー”のメンバーの皆さんと noteで記事を執筆されている皆さんのご協力のもと、いろんなお子さんの『夢中が詰まったこどもの本棚』を集めました。

「生き物」に夢中な5歳の子どもの本棚を紹介するよ〜〜〜!

我が家の長男5歳は、本の虫である。

読み始めると、読み終わるまで声をかけてもかけてもかけても本の世界から出てこない。

ご飯だよ、と言っても、読み終わるまではこない。

保育園に迎えに行っても、今読んでいるものが終わるまでは待つことになる。

電動自転車の子乗せでも、読む。

歩きながらでも、読む。

読む。

▼彼がどれくらい本読んでるか、我が家がどんなことしてるのか(どっちかと言うとどんなことをしてないのか、のが近いかも?笑)はここにまとめているのでよかったら。

「赤ちゃんの頃から読み聞かせ」とかはしてません(できるような子ではなかった)ので、今の状態を4年くらい前の私が見たらびっくりするんじゃないかな…笑

■ひらがなカタカタ漢字までスラスラ!「本の虫」を育てるちょっとしたコツ3つ (ぎゅってWEB)

いいことだと言われたら、まぁそう。
本を読むのは、いいこと。

せめて歩きながら読むのはやめようか……。
小学校入ってから大丈夫かな?

そんな母の心配をよそに、
毎日毎日本を読む長男の「本棚」を
ざっくり紹介していこうと思います。

2歳過ぎから、生き物大好き!

「生き物」というの、やや広めに感じられるかもしれないけれど、彼は本当に広く「生き物」が好きです。

最初は恐竜からスタートして、古代生物、動物、海の生き物、昆虫、虫、深海生物、危険生物などなど生き物全般。人の体と仕組みとかも好き。

「死んだ生き物」であるところの、妖怪、幽霊、おばけ(鬼太郎ブームから始まり、ぬーべー全話見てるし、妖怪ウォッチもシャドウサイドまで見てる、心霊系の映画も見る)

「生き物が作ったもの」ということで、マヤ文明の特集を真剣に見ていたこともあってびっくり。ミイラにも興味があるらしいです。

うーんなんだかもうよくわからないけど、とにかく、今パッと出てきた愛読書を一通り紹介してみようと思います。

王道の図鑑

「危険生物」「魚」もあったはず…

実家の人たちが、プレゼントのタイミングになると1冊ずつ贈ってくれる図鑑たち。基本は小学館で揃えているのですが、今年の誕生日のときに「どうぶつの森」にハマっていたので、1冊だけ講談社の「どうぶつの森」のコラボがあります。

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あつまれ どうぶつの森 島の生きもの図鑑 (講談社の動く図鑑MOVE) 

編集:講談社 
監修:伊藤 弥寿彦 , 平沢 達矢 , 宮崎 佑介  
出版社:講談社 

大好きな「わけあって絶滅しました」

「ざんねんな生き物辞典」「わけあって絶滅しました」がとにかく大好き。「つがいどうぶつ図鑑」も丸山先生の本。。日々丸山先生の本にお世話になっております。

よく読む図鑑は、カバーを外します。
赤ちゃん時代、カバーを外してから渡していた(破っちゃうから)のですが、そこから「カバーは外すもの」「あると読みにくいもの」という意識があるようです。

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ダイヤモンド社
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続 わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑

著:丸山 貴史 
監修:今泉忠明 
その他:サトウマサノリ , ウエタケヨーコ , 北澤平祐 
出版社:ダイヤモンド社

昆虫大好き

カブトムシ捕獲動画を見まくって、義実家の山で罠作りを実践して捕獲するタイプの年中。一番好きなのはカマキリ。母はもう、昆虫は一生分見た()

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空想科学昆虫図鑑 もし虫が人間の大きさだったら?

著:柳田 理科雄 
監修:丸山 宗利 
出版社:西東社

妖怪のせいなのねそうなのね

地獄の図鑑もあったはずなのに見つけられず

3歳のときに鬼太郎にはまりました。
最近は鬼太郎は見てない(散々見たからな)けど、やはり妖怪とかお化けが好き。基本、水木しげるさんのタッチのリアル調でないと許されません。次男は妖怪ウォッチのほうが好きみたいです。

去年はよく、ショッピングモールの床にある丸い模様の真ん中に立っては「エロイムエッサイム、エロイムエッサイム」と唱えて悪魔を召喚しようとしていました。ヤメテ

天国よりも地獄、神様よりも閻魔様が好きです。地獄の紹介の特番録画したやつエンドレスで見てたりもしましたね。地獄の美術展示見に行って「うずめずだぁああ」と興奮してました。

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講談社
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ゲゲゲの鬼太郎 妖怪ファイル

著:水木 しげる 
出版社:講談社

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あの人と、本のはなし〈2〉ゲスト:播磨貴文さん

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古代のロマンを感じるぜ

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せいめいのれきし 改訂版

著, イラスト:バージニア・リー・バートン 
監修:まなべ まこと 
翻訳:いしい ももこ
出版社:岩波書店

最近は恐竜の「本」はあんまり読んでないかも?でも博物館で骨を見たり、化石の話を見たりするのはまだまだ好きそう。

「せいめいのれきし」は、国立科学博物館のまなべ先生がオンラインで講座をやってくださったときの推薦図書でした。当時2歳?の長男にと、わざわざ都会のでかい本屋さんまで赤ちゃん次男抱っこして行って買った記憶。2歳にはまだまだ難しかったけど、今は楽しく読んでくれています。

昔懐かしい?こびと図鑑

おでかけポケット図鑑 日本のこびと大全 野原や畑編

著, なばた としたか 
出版社:ロクリン社

3歳の時にこびと図鑑にハマり、あらゆる動画を見尽くして、図鑑も欲しい!!!となって買いました。
次男も一緒になって読んでいます。

こちら、最近はピクミンにお株を奪われてしまい、ちょっとご無沙汰かもしれません。代わりに(?)ピクミンの原生生物図鑑をゲーム上で読んでます。

やはり外せない、世界のポケモン

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898ぴきせいぞろい! ポケモン大図鑑

著:小学館 
出版社:小学館 

ポケモン、兄弟ではまりましたね。
この図鑑は次男が欲しい!と言って買って、2人で読んでます。そう思うと、次男も図鑑で一覧して見るの好きかもですね。
ここにはないけど、長男はスカーレットを自分でプレイしてるので、攻略本を無心で読んでることもあります。

インデックスつけてあげると喜ぶので、最近割とつけてます。

最近やってきた絵本

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303 BOOKS
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新装版 そらのうえ うみのそこ 

著:長沼 毅 
イラスト:大橋 慶子 
出版社:303BOOKS

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ぷかぷかメンダコ (グラニフのえほん) 

著:藤田 千賀 
イラスト:紺 
出版社:303BOOKS

最近我が家にやってきた2冊、おすすめなので載せときます。めんだこは、グラニフコラボの絵本で、絵がとにかく可愛い!
「そらのうえ うみのそこ」は、100階建てシリーズみたいに縦に長く読む絵本で、全面に生き物や風景が描かれていて大人も楽しい1冊です。

私のお気に入り

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ライフタイム: いきものたちの一生と数字 (ポプラせかいの絵本)

著:ローラ・M. シェーファー 
イラスト:クリストファー・サイラス ニール 
翻訳:福岡 伸一
出版社:ポプラ社

私が独断と偏見で長男のためにと買ってきた本。ここ数年は基本本人が選んだものを買っているので、そういう本は案外少ないので貴重です…笑
卵の数は?とか、模様の数は?とか、「数」という切り口で生き物が紹介されています。

長男は漢字は読めるくせに数字はあんまり読めない(100はわかるけど、200は読めない…笑)から、数字の勉強になるかな?という気持ちも込めましたが、まぁただただ楽しく読んでるぽいです。数字の知識が追いついたらまた別視点で楽しめるでしょう。きっと。

本は世界へつながる扉

危険生物が一番好きなのに危険生物の本全然ないな……笑
毒とか、危険とか、そういうのが好きなのはお年頃の男の子あるあるなんでしょうか。サメやらハチやら、毒物にやたら詳しいです。

毎週のように図書館に行き、毎日のように保育園の蔵書をひっぱりだし、他にもいろいろ読んでいる長男坊。いったいどんな子に育つのか、ハラハラドキドキしています。
YouTubeやテレビ、ゲームも特に制限などはしてないので、興味のあることについてはどんどん知識を吸収していて私はもう追いつけません()

文字を読めない期間に図鑑を延々読み聞かせさせられる時間は結構しんどかったけど(ぶあつい!!!おわりがない!!!!)
今は1人で読んでくれるようになったので非常に、非常に、非常に、ありがたいです!!!文字は偉大!!!

子供用の本棚ちゃんとしたのを買いたいんだけど、どれくらいのサイズがあれば足りるのかよくわかんなくて停滞してます。図鑑もたくさんあるから、しっかりしたものじゃないと無理よね……?でも、5歳3歳に取り出しやすいものがいいし……ウーン

おすすめあればコメント欄で教えてください……笑

この記事を書いた人

猪狩はな

教育ライター。公立・私立の国語の先生を経て、現在はフリーランスとして活動中。5歳・3歳児の母として、日々奮闘しています。趣味は手帖・文房具。

■note  https://note.com/hana_so14/n/nade5562893b4 より転載しています。

この特集は、noteメンバーシップ『ファミリーライブラリー』3周年の特別企画です。

メンバーシップ『ファミリーライブラリー』

『たんけん!本のまち』では、noteメンバーシップの制度を利用して、“子ども本の情報交換“や“子育て中ならではの雑談”を気軽に楽しむことで、子育て家庭 と 家族みんなの本棚(ファミリーライブラリー)が もっと身近になる コミュニティを運営しています。

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